NY外為:円が主要通貨に下落-高利回り通貨買い

ニューヨーク外国為替市場では、 円が主要通貨の大半に対して値下がり。オーストラリア・ドルに対 しては9カ月ぶり安値を付けた。投資家の間で高利回り資産を求め る動きが広がった。

米ドルは対円で4営業日続伸。2年物の米国債と日本国債の利 回り格差が8カ月で最大となり、ドル建て債の魅力が高まった。昨 年12月の米消費者信用残高は、3カ月連続での増加。株価は値上が りした。

マニュファクチャラーズ&トレーダーズ・トラスト(ニューヨ ーク州バッファロー)のブライアン・テーラー氏は「これはリスク に関連した動きだ。投資家が株買いに動くと円は常に悪影響を受け る」と指摘。「2年物の米国債と日本国債の利回り格差もドルの投資 妙味を大きく高めている」と加えた。

ニューヨーク時間午後5時現在、円は対ドルで前週末比0.2% 安の1ドル=82円33銭(前週末は82円18銭)。一時82円47 銭と、1月28日以来の安値を付けた。対ユーロでは0.2%下げて 1ユーロ=111円82銭(前週末は111円62銭)。ドルは対ユー ロでほぼ変わらずの1ユーロ=1.3583ドル。一時1.3509ドル と、1月21日以来の高値を付けた。

円は豪ドルに対しては83円43銭。一時0.5%安の1豪ドル =83円71銭と、昨年5月13日以来の安値を付けた。

2年物の米国債と日本国債の利回り格差は一時54ベーシスポ イント(bp、1bp=0.01%)に拡大し、昨年6月以降で最大と なった。円は主要16通貨中11通貨に対して値下がりしている。米 株式市場では、S&P500種株価指数が0.6%高で終了した。

消費者信用残高

米連邦準備制度理事会(FRB)が7日発表した12月の消費者 信用残高は、前月比で61億ドル増加し、2兆4100億ドルとなっ た。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミストの予想中央 値は24億ドルの増加だった。前月は20億ドル増(速報値は13億 ドル増)に修正された。消費者信用残高のピークは2008年7月に 達した2兆5800億ドル。

米10年債利回りは一時6bp上昇の3.69%と、昨年5月4日 以来の高水準。2年債利回りは一時5bp上昇し0.79%と、昨年6 月4日以来の高水準となった。

ゲイン・キャピタル傘下のオンライン為替取引会社FOREX ドット・コム(ニュージャージー州ベドミンスター)のチーフスト ラテジスト、ブライアン・ドーラン氏は「現在の米国債利回りの水 準では、ドルは対円で上昇するはずだ」と述べた。

スウェーデン・クローナ

スウェーデン・クローナは主要通貨すべてに対して上昇した。 対ドルでは0.3%上げて1ドル=6.4599クローナ。この日発表さ れたスウェーデンの1月の財政収支は299億クローナの黒字となっ た。

一方、ノルウェー・クローネは主要通貨すべてに対して下落。 原油相場の値下がりが材料視された。ドルに対しては4営業日続落。 ノルウェーの昨年12月の製造業生産は予想外に低下した。

クローネは0.4%安の1ドル=5.7797クローネ(前週末は

5.7558クローネ)。

ポンドは一時、主要通貨の大半に対して上昇。イングランド銀 行(英中央銀行)がインフレ抑制のため利上げを余儀なくされると の観測が広がった

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