欧州債:ポルトガルなど高債務国の国債が下落-臨時首脳会議に失望

欧州債市場ではポルトガル国債を 中心に高債務国の国債相場が下落した。域内の首脳臨時会議が開催さ れたものの救済基金をめぐる意見の相違を解消できなかったことから、 調達コストが上昇するとの懸念が広がった。

スペイン国債も下げた。ポルトガル10年債のドイツ10年債に対 するスプレッド(上乗せ利回り)は3営業日連続で拡大。ポルトガル 政府は銀行引き受け方式で5年債を入札した。

一方、ドイツ2年債は上昇。この日発表された12月の製造業新規 受注がエコノミスト予想よりも悪化したことが背景にある。

クレディ・アグリコルCIB(ロンドン)の債券ストラテジスト、 ピーター・チャットウェル氏は、「首脳会議は支援要因とならなかっ た」と指摘。さらに「われわれは新たな供給に一段と神経質になるだ ろう」と述べた。

ロンドン時間午後4時20分現在、ポルトガル10年債利回りは前 週末比10ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の

7.15%。ドイツ10年債とのスプレッドは390bpに広がった。スペ イン10年債利回りも10bp上昇の5.25%、イタリア10年債利回り は8bp上昇し4.68%となった。

独10年債利回りは3.25%。一時は2010年2月22日以来の高 水準となる3.29%まで上昇した。独2年債利回りは09年8月11日 以来の高水準を付けた後、8bp低下の1.36%となった。

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