米財務長官:ブラジルへの大量の資本流入-他国の通貨過小評価が増幅

ガイトナー米財務長官は、ブラ ジルに不相応に大量の資本が流入しているのは、幾つかの国が自国 通貨の過小評価を続けているためだと指摘した。

同長官は7日、サンパウロで講演。事前原稿によれば、「世界 の投資家はブラジルが他の大規模経済国に比べ速いペースで成長 し、高いリターンを提供していると考えている」と同国への資本流 入の理由を説明。その上で、「しかし、他の新興国・地域が厳密な 為替相場管理によって自国通貨の割安な相場を維持する政策を取 っていることが、そのような資本の流れを増幅させている」と続け た。

ガイトナー長官は、自国通貨を過小評価している国として特定 の国名は挙げなかった。米財務省は先週公表した為替報告書で、中 国の人民元上昇容認の進展が「不十分」だとし、元は依然として「大 幅に過小評価されている」と指摘していた。同報告書は、韓国も為 替相場の柔軟性向上が必要だとしている。

世界銀行が先月発表したリポートによれば、新興国への民間の 純資本流入額は2010年に44%増加し、約7530億ドル(約62兆 円)となった。

ガイトナー長官は「ブラジルなど柔軟な為替相場および開かれ た資本市場を持つ新興国は、この資本の流れによる恩恵と負担の双 方を、不相応に大きく受けている」と説明した。

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