イタリアの銀行:格付け見通し「ネガティブ」続く公算-ムーディーズ

米格付け会社ムーディーズ・イン ベスターズ・サービスによれば、イタリアの銀行に対する格付け見通 しは「ネガティブ(弱い含み)」にとどまる可能性が高い。年内いっ ぱいでないにしても、今年の大半は引き続きネガティブだろうとして いる。

資産の質劣化と自己資本比率の低さ、収益性の弱さが理由だとい う。ムーディーズの上級金融アナリスト、カルロ・ゴリ氏は電話イン タビューで、イタリアの銀行の資産の質と自己資本比率は欧州の平均 を下回ると指摘した。

同氏とムーディーズでイタリアの銀行を担当するチームリーダー、 ヘンリー・マクネビン氏は、ムーディーズが見通しを「ステーブル (安定的)」に変更することを可能とするには、各行が資産などのこ うした数字を改善しなければならないとしている。

ウニクレディトやインテーザ・サンパオロなどイタリアの大手行 は、戦後最悪のリセッション(景気後退)後、財務基盤や資本を強化 するためコスト削減や戦略上で重要でない資産の売却を進めている。

マクネビン氏は、「イタリアの銀行に対する見通しは経済情勢と 低金利を反映しているが、劇的な悪化や銀行危機に陥る高い可能性は 想定していない」と述べた。

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