国内鉄鋼大手の統合で自動車関連業界にメリットも-トヨタ紡織社長

トヨタ自動車グループの部品メーカ ー、トヨタ紡織の豊田周平社長は7日、愛知県内で開催した記者懇談 会で、国内大手鉄鋼会社が経営統合に向けて動き出したことについて、 鋼材価格が引き上げられるような方向にはならないだろうとみており、 また鉄鋼生産を現地化しやすくなり、自動車業界には高品質の鋼材が 低コストで手に入るなどのメリットが想定できるとの期待を示した。

粗鋼生産国内1位の新日本製鉄と同3位の住友金属工業は3日、 来年10月1日めどの経営統合に向けて検討を開始することで合意し たと発表した。豊田社長の発言は次の通り。

「日本の鉄鋼メーカーはきわめてドメスティックで、日本で手に 入って海外で手に入らない材料はけっこうある。いまは手に入らない 材料については設計そのものを変えないとならず、必要な場合は日本 からコストをかけて持って行っているか、現地で安いものを買ってい るという状況。統合によって今までよりそうした材料が海外でも手に 入りやすくなると設計を変えなくていいことになり、その部分はいい。 鋼材価格が上に行くためにやった統合ではないというふうに期待して いる」

トヨタ紡織はシートや天井、カーペットなどの内装品、吸気シス テム製品や高性能花粉除去フィルターなどのフィルター・パワートレ イン機器部品、補給用バンパーなどの外装品を手掛けている。

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