チュニジア中銀:今年のサムライ債償還「問題なし」-外貨準備で賄う

北アフリカの政情不安で発行した国 債価格が急落しているチュニジア中央銀行は、今年9月に満期を迎え る150億円の円建て外債(サムライ債)の償還資金に問題はないとの 認識を明らかにした。

チュニジア中銀は、ブルームバーグ・ニュースの質問にファクスで 回答し、チュニジアは5カ月分の輸入額に相当する約90億ドル(約7400 億円)の外貨準備高を有しており、150億円のサムライ債に加え、4月 満期予定のユーロ建て債4億5000万ユーロ(約500億円)の返済資金 に問題はないと説明した。

反政府デモが続いたチュニジアは先月14日、ベンアリ大統領が国 外逃亡。政情不安から同19日に米格付け会社ムーディーズが、チュニ ジア国債の格付けを「Baa2」から「Baa3」に引き下げた。ブル ームバーグ・データによると、2027年満期のサムライ債のスプレッド (金利上乗せ幅)は、07年の発行時に円スワップレート+75ベーシスポ イント(1bp=0.01%)だったが、今月4日には同543bpに拡大してい る。

チュニジア中銀は、回答の中で「民主主義への移行を最小限のダメ ージで達成し、状況は日々改善している」との見方を示したうえで、 「民主主義へのスムーズな移行は、チュニジアの中長期的な経済見通し にポジティブな影響を与えるだろう」と指摘した。

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