スズキ:4-12月の純利益は2.8倍-今期予想は据え置き

独フォルクスワーゲン(VW)と資 本・業務提携関係にあるスズキは、アジアでの四輪車販売拡大などに より、4-12月の連結純利益が前年同期比2.8倍の426億円になった。 今期(2011年3月期)業績予想は据え置いた。

スズキが7日に発表した決算資料によると、4-12月の売上高は 前年同期比8.4%増の1兆9277億円、営業利益が同86%増の925億円 となった。四輪車販売台数は、アジアで同29%増となるなど、世界全 体で同14%増。インドは同30%超の拡大、中国は同14%増という。 円高などのマイナス要因はあったが、販売拡大やコスト削減などでカ バーした。

スズキの廣澤孝夫専務取締役は決算会見で、主力のインド市場に ついて、伸び率が落ちても、成長し続けると指摘した。北米市場につ いては、四輪車が回復傾向と指摘し、二輪車は苦戦という。今期の業 績全体では、想定よりも少し「上をいっている」とコメントした。

政情不安が続くエジプトで操業を再開したことに関して、廣澤専 務は「正常化を願っている」と述べ、現地法人への出資比率が低いこ となどから、業績への影響は小さいとの認識を示した。

粗鋼生産国内1位の新日本製鉄と同3位の住友金属工業が来年 10月1日めどの経営統合に向けて検討を開始することで合意したと 発表したことに対し、廣澤専務は「歓迎」の意向を示した。経営統合 により海外での積極的な展開にも期待しているという。

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