ゴア元米副大統領の投資会社:アジアファンド設定へ-410億円規模

ゴア元米副大統領が運営するジェ ネレーション・インベストメント・ファンド(ロンドン)が、アジアに 投資するため資産規模5億ドル(約410億円)のファンドの設定を目指 している。計画について説明を受けた関係者2人が明らかにした。同社 は社会的責任があると考えられる企業の株式に投資する。

関係者が匿名を条件に明らかにしたところによると、このファンド は7月までに運用を開始する見込み。同ファンドは、「短期的」な利益 目標を避け「経済、社会、環境面」のサステナビリティー(持続可能 性)に重点を置くジェネレーションの投資ガイドラインに沿ったアジア 企業の株式を購入する予定。

ジェネレーションは、アジアで経済成長を遂げる中国やインドなど の国々への投資を目指している。この地域の天然資源需要の世界経済へ の影響はますます強まっている。同社は、運用資産が約50億ドルに達 したことを受けて2008年に旗艦ファンドである世界株式ファンドの新 規資金調達を締め切った。ゴア氏は04年、米ゴールドマン・サック ス・グループの資産運用元責任者、デービッド・ブラッド氏とともにジ ェネレーションを創業。年金基金や富裕層の顧客をターゲットとしてい る。

ブルッキングズ研究所の経済フェローで、JPモルガン・チェー スの元バンカー、ダグラス・エリオット氏は「社会的に責任のある企業 がアジアで投資を拡大していなければショックを受けるだろう」と述 べ、「アジア企業の透明性が大幅に高まり、資本市場へのアクセスを増 やして伝統的な欧米企業のような形態への移行がもっと進めば、それ が可能になる」との見方を示した。

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