ニチハ株7カ月半ぶり高値、戸建住宅好調で業績拡大へ-野村証強気

窯業系外壁材最大手のニチハ株が一 時、前週末比11%高の873円と急反発。2010年6月24日以来、約7 カ月半ぶりの高値水準に戻した。戸建て住宅の着工件数回復に伴い、 同社主力の窯業系外壁材の販売が伸びている。今後数年間は好環境が 続くとみられ、買い優勢となった。

ニチハが4日に公表した業績予想修正によると、通期(2011年3 月期)の連結営業利益は前期比2.3倍の53億円になる見込み。前回予 想の42億円からは26%上振れる。窯業系外装材業界全体の国内販売 数量が10年4-12月で前年同期比8.4%増と順調で、同社想定以上に 市場の回復スピードが速いという。業績上振れを受け、会社側は今期 の年間配当予想を1株当たり4円とし、前期2円からの増配を見込む。

野村証券は4日付で、ニチハ株の目標株価を750円から970円に 引き上げ、投資判断「1(買い)」を継続した。担当アナリストの廣兼 賢治氏は、「住宅ローン減税などもあり、少なくとも11年前半は戸建 住宅着工件数の好調が続く。外壁材の販売回復はしばらく続こう」と 指摘、来期(12年3月期)の連結営業利益予想を前回の48億円から 62億円に引き上げたほか、再来期を52億円から66億円に増額した。

国土交通省の建築着工統計によると、10年12月の一戸建分譲住 宅の着工戸数は前年同月比19.4%増の1万183戸となり、12カ月連続 でプラス成長を確保した。1-12月累計では前年比21%増の11万358 戸だった。

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