荏原株急騰、風水力で調達費減り利益増額-3期ぶり復配も

荏原の株価が急騰し、約9カ月ぶり 高値を更新した。風水力事業や精密・電子事業での調達コストダウン、 生産効率化などが寄与し、今期(2011年3月期)の利益予想を上方修 正した。採算性の好転に加え、3期ぶりの復配も決定したため、買いが 優勢となっている。

株価は前週末比13%高の446円まで上げ、昨年5月10日以来の高 値を更新した。午前10時30分現在の出来高は1240万株と、前日まで の過去1年間の平均451万株を大きく上回る。

発表資料によると、今期の連結営業利益予想は従来の200億円から 前期比37%増の260億円に上方修正された。会社側では、新しい調達 先の開発などで資材コストの低下に努めたとしている。また、未定とし ていた年間配当予想は1株当たり5円と決定した。

クレディ・スイス証券の黒田真路アナリストは、5日付のリポート で「予想以上の好決算」と総括した。CS証では、風水力事業の予想以 上の収益改善策効果を織り込み、今期の営業利益予想を210億円から会 社計画と同じ260億円へ増額修正し、来期は215億円から230億円に上 方修正した。ただ、「受注採算の悪化や高採算案件の前倒し計上の影響 に関しては、取材で見極めたい」とし、投資判断は「中立」を継続。

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