【個別銘柄】荏原、クレセゾ、日電産、ゴールド、もしもし、アート

きょうの日本株市場で、株価変動材 料が出た銘柄の終値は以下の通り。

輸出関連株:日立製作所(6501)が前週末比2.3%高の498円、 ニコン(7731)が2%高の1998円など。米労働省が4日に発表した1 月の失業率は9%と2カ月連続で低下し、2009年4月以来、1年9カ 月ぶりの低水準となった。市場予想の平均9.5%に対し低下を見せ、 米国景気好転への期待が広がった。ドル・円相場が1ドル=82円台前 半と、前週末比でやや円安方向に振れた点も支援材料。

荏原(6361):14%高の450円。11年3月期の連結営業利益予想 を、従来の200億円から前期比37%増の260億円に前週末に増額した ことを受けた。風水力事業、精密・電子事業での調達コスト低下、そ の他の生産効率化が寄与。 これまで未定だった年間配当予想も1株当 たり5円とし、3期ぶりの復配方針。ドイツ証券では、今期13年ぶり の過去最高益更新が射程圏とし、投資判断「買い」を継続した。

クレディセゾン(8253):8.7%高の1594円。前週末に、11年3 月期の連結純利益予想を従来の120億円から165億円に増額。上方修 正は2回目。「過払い」利息返還請求が鎮静化し、引当金の積み増しが 計画を下回る見通しとなったためで、事業環境の好転が評価された。

日本電産(6594):2.9%高の8100円。300万株を上限とする自己 株式の取得計画を5日に発表。取得総額は最大250億円、300万株は 発行済み株式総数の2.07%に当たる。また、日本電産テクノモータホ ールディングス、日本電産シバウラ株式会社など子会社3社を合併し、 三角株式交換を行うなどの組織再編も発表した。

ゴールドウイン(8111):19%高の287円。事業構造、財務体質改 善を背景に11年3月期末の1株配当予想を4円(普通配3円、 創立 60周年記念配1円)とする方針、と4日に発表。1997年3月期以来、 14年ぶりの復配が好感された。

サンリオ(8136):12%高の2574円。高成長が続く欧州ライセン スが10年10-12月期も計画値を上回る見通しで、11年3月通期の連 結純利益予想を従来の62億円から前期比60%増の70億円に増額した ため、利益水準の上振れを評価する買いが膨らんだ。また、B種優先 株式30万株の取得と消却を発表、取得価額総額は33億円。

もしもしホットライン(4708):7.2%安の1861円。10年4-12 月期の連結営業損益は前年同期比12%減の47億2000万円だった、と 4日に発表。大型スポット業務端境期に当たったほか、一時的な先行 費用の発生が響いた。据え置いた11年3月通期予想の82億7000万円 に対する進ちょく率は57%。

アートコーポレーション(9030):制限値幅いっぱいのストップ高 となる300円(23%)高の1594円。経営陣による企業買収(MBO) で株式を非公開化する、と4日に発表。その一環で、CTトータルト ランスポートが株式公開買い付け(TOB)を行う。買付価格は1株 1800円、買付代金は最大で87億円。TOB価格へのさや寄せを見込 む買いが膨らんだ。

オーエム製作所(6213):ストップ高となる80円(21%)高の455 円。ダイワボウホールディングス(3107)が、傘下で一般機械製造・販 売を手掛けるOM製に対し株式公開買い付け(TOB)を開始、完全 子会社化を目指すと4日に発表。TOB価格の1株540円へさや寄せ する動きとなった、買付代金は最大122億円、買付期間は2月7日か ら3月22日。ダイワボウは5.6%安の204円。

NTT(9432):0.8%高の3870円。10年4-12月の連結営業利 益は前年同期比12%増の1兆653億円だった。据え置いた11年3月 通期計画の1兆1800億円に対する進ちょく率は90%。第3四半期だ けを見ても前年同期比12%増で、フレッツ光の契約数拡大によるIP 系収入の増加で地域通信事業が好調、携帯電話事業も堅調だった。

国際石油開発帝石(1605):0.7%高の54万2000円。11年3月期 の連結営業利益予想を従来の4380億円から4880億円に増額したこと を受けた。前期比では5.1%減益予想が一転、5.7%増益になる見込み。 第3四半期までの累計実績と第4四半期の原油価格の前提を見直した。 今下期の原油価格(ブレント)前提は、従来の1バレル =77.5ドル から86.2ドルに修正。

ニチハ(7943):6%高の835円。戸建て住宅の着工件数回復に伴 い、同社主力の窯業系外壁材の販売が伸長、今後数年間は好環境が続 くとみられ、買い優勢となった。4日に公表した業績予想修正による と、11年3月期の連結営業利益は前期比2.3倍の53億円になる見込 みで、前回予想の42億円からは26%上振れ。

セガサミーホールディングス(6460):3%高の1796円。10年4 -12月の連結営業利益は前年同期2.2倍の630億円だった。据え置い た11年3月通期予想の650億円に対する進ちょく率は97%。人気機 種の登場でパチスロ遊技機市場が回復、アミューズメント機器事業 も 増勢となったためで、足元の好業績が評価された。

日本パーカライジング(4095):10%高の1339円。アジアを中心 とした海外業績が当初の予想を上回る水準で改善しているとし、4日 に11年3月通期の連結営業利益予想を従来の102億円から前期比 56%増の118億円に上方修正した。

 エディオン(2730):3.7%高の810円。家電エコポイント制度変 更前の駆け込み需要を理由に、前週末4日の昼休み時間帯に11年3月 期の連結営業利益予想を従来の210億円から250億円に増額修正した。 期末に1株当たり5円の記念配当を実施、配当予想は普通配20円と合 わせ、25円になる方針も示しており、好業績を評価する流れが続いた。

メガネトップ(7541):5.5%高の839円。7月から投入した新商 品などが好調で、10年4-12月期の単独営業利益が40億4000万円だ ったと発表。据え置いた通期営業利益予想52億7000万円に対する進 ちょく率は77%。今期から連結決算を廃止。

日東紡績(3110):12%高の250円。電子材料用、強化プラスチッ ク用グラスファイバー事業の回復基調が続いた第3四半期、足元の業 績動向を踏まえ、11年3月期の連結営業利益予想を従来の52億円か ら前期比2.8倍の61億円に上方修正した。

ニチモウ(8091):8.8%高の210円。主力の食品事業で拡販、買 付価格見直しなどの効果があったほか、海洋事業では海外での陸上ネ ット販売が引き続き順調に推移し、10年4-12月期の連結営業利益は 前年同期比約2.9倍の10億4700万円だった、と4日に発表。据え置 いた通期営業利益予想9億円をすでに上回る。

  JKホールディングス(9896):14%高の425円。新設住宅着工数 の持ち直しが鮮明で合板市況が堅調だったとし、午前の取引終了後に 11年3月期の連結営業利益予想を従来の26億円から前期比5割増の 29億円に上方修正したことを受けた。

 山善(8051):9%高の497円。中国などアジア新興国の需要が引 き続き好調とし、午後の取引時間中に11年3月期の連結営業利益予想 を従来の45億円から64億円に上方修正したことを受けた。また、期 末配当を1株当たり7円と、従来計画から2円増額するとも発表した。

古河電池(6937):7.9%高の604円。海外売上高が好調に推移し たとし、午後2時に11年3月期の連結営業利益予想を従来の25億円 から32億7000万円に上方修正すると発表したことを受けた。

横河電機(6841):7.6%高の720円。野村証券の和田木哲哉アナ リストは4日、目標株価を680円から770円に引き上げた。投資判断 「1(買い)」は継続。

山一電機(6941):ストップ安となる80円(19%)安の345円。 半導体メーカー各社の設備投資減退が想定以上で、売り上げ見込みが 減っているとし、4日の取引終了後に11年3月期の連結営業利益予想 を従来の17億円から14億円に引き下げたことを受けた。

新日本空調(1952):6.5%安の478円。景気回復の遅れによる影 響が予想以上とし、4日に11年3月期の連結営業利益予想を従来の 20億円から前期比58%減の7億円に下方修正したことを受けた。

東洋紡績(3101):3.8%安の152円。デジタル家電、自動車向けフ ィルム・機能樹脂の数量増などで、昨年4-12月の連結営業利益は前 年同期比2.6倍の149億円に膨らんだと午後の取引時間中に発表した が、11年3月通期予想に対する進ちょく率は6割台にとどまり、計画 未達を懸念する売りが優勢になった。

兼松(8020):3.4%高の92円。鉄鋼で欧米・アジア向け輸出、半 導体製造装置事業などが好調だったため、11年3月通期の連結営業利 益予想を従来の160億円から前期比40%増の170億円に上方修正する と4日午後の取引時間中に発表。好業績評価の買いが続いた。

日神不動産(8881):4%安の646円。10年4-12月期の連結営 業利益は前年同期比62%増の6億2000万円だったが、据え置いた11 年3月通期の予想30億円に対する進ちょく率は21%にとどまった。 主力事業の新築分譲マンション販売で、上期の中心だった「日神デュ オ ステージ」の伸び悩み、「日神パレステージ」の販売開始遅れなど の影響が出た。

大王製紙(3880):3.5%安の583円。印刷用紙を中心とした紙の 需要減や販売単価が下落する一方、減燃料価格が上昇した影響などで、 11年3月通期の連結営業利益予想を従来の170億円から前期比41%減 の135億円に減額修正したことが嫌気された。

太平工業(1819):5.8%安の409円。10年4-12月期の連結営業 利益は前年同期比35%減の78億6000万円だった、と4日に発表。受 注 は前年同期と同水準を確保したが、大型繰越工事の完成計上などの 増加要因がなかった影響を受けた。

淀川製鋼所(5451):3.2%安の362円。主原材料の熱延鋼板価格 の高騰、表面処理鋼板の販売価格低迷などの影響で、11年3月通期の 連結営業利益予想を従来の40億円から34億円に下方修正したことを 受けた。前期実績は20億円。

丸井グループ(8252):2.6%高の739円。10年4-12月の連結営 業利益は前年同期比66%増の109億円だった。小売、カードなど各事 業が計画通りに推移する中、販売管理費の削減が寄与した。据え置い た11年3月通期予想の130億円に対する進ちょく率は84%。

三共生興(8018):2.5%高の326円。4日に発表した10年4-12 月期の連結営業利益は、前年同期比34%増の27億4300万円。在庫削 減などによる利益率の向上が貢献した。据え置いた11年3月通期予想 の24億5000万円をすでに上回る。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE