【ECB要人発言録】物価に短期上昇圧力、中期安定へ-トリシェ総裁

1月31日から2月6日までの欧州 中央銀行(ECB)要人らの主な発言は次の通り(記事全文は発言者 の氏名をクリックしてください)。

<2月6日> ゴンサレスパラモ理事(スペイン紙ABCのインタビュー):年末まで にインフレ率が低下し始めなければ、金利が上昇する必要がある。イ ンフレ加速が一時的で原材料価格と関連したものであり、年末に再び 低下し始めるとECBは考えている。

<2月4日> トリシェ総裁(フランクフルトでロシア中銀当局者と会談後):ユーロ 圏とロシアに打撃をもたらした世界的な金融危機以降、景気回復は両 地域に定着してきている。

ゴンサレスパラモ理事(スペインのマラガで記者団に):ECBと救済 基金の役割は異なり、2つは互いに独立したものだ。基金による債券 購入のメカニズムは、ソブリン債市場の正常化に役立つという点でE CBの行動に影響を及ぼすことは大いにあり得るが、ECBの決定が 政府の決定次第だということではない。

ゴンサレスパラモ理事(スペインのマラガで記者団に):インフレに対 する短期的な圧力が現在見受けられる。われわれの責務に沿った形で インフレ期待が抑制されているというのがわれわれの見方だ。同時に、 二次的波及が現実のものとなるのを回避するため、われわれはあらゆ る動向の注視を続ける。

<2月3日> トリシェ総裁(政策決定後の記者会見で):インフレには短期的な上昇 圧力がある。政策にとって意味のある時間枠において物価動向が安定 の定義に沿うというECBの判断を、今までのところ動かすものでは ない。インフレ率は一時的にさらに上昇する公算があり、2011年の大 半において2%を若干上回り、年末前後に低下し始めるだろう。

<2月1日> ノボトニー・オーストリア中銀総裁(ウィーンでのイベントで):イン フレは危険であるものの、デフレはさらに危険だ。

メルシュ・ルクセンブルク中銀総裁(シンガポール紙に寄稿):欧州連 合(EU)には安定志向の財政政策を確約する政治的意思」が欠如し、 財政安定成長協定の策定で好ましくない妥協をしてきた。

トリシェ総裁(イタリアのミラノで):財政安定成長協定を違反国への 制裁を半自動的にすべきだ。

トリシェ総裁(イタリアのミラノで):物価安定の責務は完遂された。

<1月31日> ウェリンク・オランダ中銀総裁(ダウ・ジョーンズ通信とインタビュ ー):世界的な商品相場上昇がインフレ圧力となっていることはかなり 明白だ。それが欧州でのインフレの動向をこれまで以上に注視する必 要がある理由だ。ユーロの現行水準は競争の観点から見て問題ではな い。

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