米財務省:中国を為替操作国と認定せず、元の上昇加速を

米財務省は4日公表した為替報告 書で、人民元について「もっと急速な上昇が必要」と指摘しながら も、中国を為替操作国と認定することは避けた。

為替レートの柔軟性を向上させるとの胡錦濤国家主席の約束を 中国は遂行する必要があると、米財務省は指摘した。ただ、報告書 は為替を不適切に操作しているとの法的な基準を満たす「主要貿易 相手国はいない」と記述している。同報告は当初、昨年10月に議会 に提出される予定だった。

米財務省は人民元について、「これまでの進ちょく状況は不十分 で、もっと急速な進展が必要だ」と指摘。「上昇ペースを引き続き緊 密に注視していく」との方針を示した。同報告書には今年1月まで のデータおよび動向が含まれている。

1988年に施行された法律によると、財務省は国際経済状況と為 替政策について、半年に1度、議会へ報告するよう義務付けられて いる。財務省は為替操作国と認定された国との直接協議が義務付け られ、国際通貨基金(IMF)を通じた是正を模索する必要がある。 最後に為替操作国に認定されたのは1994年の中国。

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