1月の米雇用者数:3.6万人増にとどまる、失業率は9%

1月の非農業部門雇用者は、大雪な どの天候が影響し、予想を大幅に下回る伸びだったものの、失業率は市 場予想に反して9%まで低下した。これは2009年4月以来の低水準だ。

米労働省が4日に発表した1月の雇用統計によると、非農業部 門雇用者数(事業所調査、季節調整済み)は前月比3万6000人増加と、 ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミストの予想中央値(14.6 万人増)を大きく下回った。前月は12万1000人の増加(速報値10 万3000人増)に修正された。

家計調査に基づく1月の失業率は9%と、前月の9.4%から低下し た。

ジェフリーズの主任金融エコノミスト、ウォード・マッカーシ ー氏は、「雪が雇用を押さえ込んだが、今はそれも過ぎたようだ。労働 市場は明らかに改善している」と述べた。

民間部門の雇用は5万人増。製造業の雇用者は1月に4万9000人 増加した。建設部門は3万2000人減、小売りは2万7500人増加した。

雇用は依然として低水準

RBSセキュリティーズのエコノミスト、オメア・シャリフ氏は、 「正しい方向には進んでいるが、雇用は依然として極めて低い水準だ」 と述べ、「実に大きな穴から抜け出そうとしており、時間がかかるだろ う」と続けた。

中西部から南部、北東部を襲った大雪は、労働省の雇用調査期 間と重なったため、1月の数値が大きく影響を受けたとみられる。大雪 のために、一時的にオフィスを閉鎖した企業もあった。

悪天候のため就業不能となった雇用者は88万6000人に膨らんだ。 1月で見た過去5年間の平均値は28万2000人。

政府関連機関の雇用は1万4000万人減。州・地方自治体の雇 用が1万2000人減、連邦政府の雇用は2000人減少した。

週平均賃金は22.86ドルと、前月の22.78ドルから増加。週平均 労働時間は34.2時間と、前月の34.3時間から減少した。

失業者に加え、経済悪化でパートタイム就労を余儀なくされて いる労働者や職探しをあきらめた人などを含む広義の失業率は1月に

16.1%に低下した。前月は16.7%だった。

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