米財務長官:トゥーミー議員の債務限定法案は「有害」(Update1)

ガイトナー米財務長官は3日、債務 の法定上限突破を回避するために債務返済を優先させることは「実行 不可能」だとの認識をあらためて表明し、こうした法案を議会が認め れば「極めて有害」となるとの認識を示した。

同長官はこの日の書簡で、連邦債務が法定上限(14兆2900億ド ル)に達した場合、財務省に他の法的義務よりも債務返済を優先させ ることを求めているパトリック・トゥーミー上院議員(共和党、ペン シルベニア州)の法案に触れ、こうした提案は軍人や政府職員への給 与支払い、米政府との契約への支払いを守ることにはならないと指摘。 米政府が過去において特定の種類の支払いを優先させてきたとの言う のは、「事実として間違っている」と続けた。

米連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長は同日、財政 政策をめぐる議論で債務の法定上限を「交渉の切り札」として使うべ きではないと述べた。

財務省は2日、連邦債務が法定上限に4月5日から5月31日の間 に達するとの見通しを示した。先月は3月31-5月16日と見込んで いた。債務の上限をどのように、またいつ引き上げるかについての議 論の中で、野党共和党は財政赤字削減を強く求めている。

草の根保守派運動「ティーパーティー(茶会)」の支持を受け、昨 年11月の中間選挙で当選したトゥーミー議員は声明で、「債務上限の 引き上げができないことは望ましい状況ではなく混乱を引き起こすだ ろうが、起こり得る最悪の事態は米経済の将来を危うくする無責任な 支出を続けることだ」と言明した。

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