トヨタ:今期業績上振れをアナリストが予想-系列部品で増額相次ぐ

自動車メーカー世界最大のトヨタ自 動車の今期(2011年3月期)業績が会社側予想を上回るとの見方が強 まっている。アナリスト20人の純利益予想の平均値は会社側予想を約 30%上回る。系列部品メーカーが3日に発表した決算では、主要3社 が今期業績予想を上方修正した。

ブルームバーグ・データで、アナリスト20人の今期純利益予想の 平均値は4559億円。トヨタが昨年11月5日に発表した純利益予想は 3500億円だった。ライバルのホンダは1月31日の決算発表で、今期 純利益予想を従来の5000億円から5300億円に引き上げた。

東海東京調査センターの加藤守アナリストは、8日に決算発表予 定のトヨタの通期業績見通しについて、東南アジア地域での台数増に よる「上方修正の可能性はある」と指摘した上で、営業利益予想を仮 に修正した場合、その上げ幅は「500億円から1000億円程度」と予測。 「リコール(無料の回収・修理)をいくつか出しているので抑えられ る」と話した。

一方、トヨタグループの主要部品メーカー9社が3日に決算を発 表、このうちデンソー、トヨタ車体、愛知製鋼の3社が今期業績見通 しを上方修正した。

同グループで売上高最大のデンソーは純利益予想を従来の1340 億円から1470億円(前期比2倍)に引き上げた。車両生産増による売 り上げ増と、それに伴う操業度益の増加が予想されるため。

愛知製鋼は自動車メーカーのアジアを中心とした海外生産の増加 と建設機械など自動車以外の分野での堅調な販売に支えられ、売上高 と各利益を上方修正。トヨタ車体も営業利益予想を従来の190億円か ら220億円に引き上げた。

トヨタ広報担当の橋本史織氏は今期業績動向に関連し、「継続する エコカー減税の遡及をはじめ、新商品の投入、販売促進策など国内市 場活性化に向けた取り組みを一層強化し、チャンスがあれば昨年と同 様に計画を超えられるように努力していきたい」とコメントした。

--取材協力:萩原ゆき Editor:Hideki Asai、Tetsuzo Ushiroyama

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