カキ:世界の沿岸部から姿消す、乱獲や病気で-カリフォルニア大調査

世界各地の沿岸部から乱獲や病気 のためカキが姿を消していることが、米カリフォルニア大学サンタクル ーズ校の研究者らによる調査で明らかになった。

同校の海洋科学者マイケル・ベック氏率いる研究者らの調査による と、過去20-130年間に世界の野生のカキ礁や養殖場のうち推計85% が姿を消した。科学誌「バイオサイエンス」2月号に掲載されたリポー トによると、ベック氏のチームは世界各地の湾岸部144カ所のカキ礁や 歴史的記録、各国の漁獲統計を調査した。カキの状況は全般的に見て 「悪い」とされている。

リポートの執筆者らは「数百年間にわたって続いた資源の採取に沿 岸部の減少が追い打ちをかけ、カキ礁は世界中で機能的な絶滅の危機に ひんしている」と指摘。「乱獲や病気が生息数の急減につながる場合も 多い」としている。

かつて豊かなカキ礁が広がっていた米ロードアイランド州のナラガ ンセット湾や欧州北部のワッデン海では、以前の1%未満しかカキ礁が 残っていない。

研究者らによると、病気は野生のカキでも発生しているが、「多く の場所」では養殖場や船舶に積まれた水などに生息する野生でないカキ からの感染に関連している。

この調査では、特に南米やアジア、南アフリカの歴史的記録が十分 ではなかったため、減少の度合いが過小評価されている可能性があると いう。

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