不人気の日本株、実は「掘り出し物」-オークマークのヘロー氏

日本の株式相場は1989年に付けた 過去最高値から70%余り下落しており、先月には同国債の格付けが約 9年ぶりに引き下げられた。これは日本株買いの好機だと、デービッ ド・ヘロー氏は判断している。

オークマーク・インターナショナル・ファンドで69億ドル(約 5600億円)の運用を手掛けるヘロー氏(50)は「こうした水準にある 日本株は掘り出し物だ」と述べた。同社は運用資金の4分の1近くを 日本に投資している。

同氏は日本株について、既に比較的低水準にあり、対中貿易が拡 大し、企業が株主への配当を再開するのに伴い、投資妙味がさらに増 すはずだと指摘した。同氏は米調査会社モーニングスターにより、こ の10年の優秀な国際ファンドマネジャーに選ばれた。

同氏のほか、ゴールドマン・サックス・グループやドイツ銀行の ストラテジストなど、日本株に関して強気な向きは、過去30年にわた る株価低迷と景気停滞から生じた一連の懐疑的な見方に抵抗している。 ブルームバーグが1月に発表した世界の投資家調査では、回答者の 23%が2011年にパフォーマンス最悪と見込まれる市場は日本と答え ていた。日本よりも人気が低いのは欧州連合(EU)だけだった。

フィデュシャリー・トラスト(ボストン)のポートフォリオマネ ジャー、マイケル・マレーニー氏は電話インタビューで、日本株の保 有が国際的な指標であるMSCI・EAFE指数よりも少ない理由に ついて、「日本は多過ぎる債務を抱えており、デフレへの対応に苦慮し ている」と説明した。

ヘロー氏はシカゴから電話取材に応じ、「投資家は日本を嫌ってい る」と語った。さらに、そうした姿勢が割安な株価といった日本市場 の強みを見過ごす原因となっていると指摘した。

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