マツダ株が昨年11月来安値、10-12月最終赤字-通期計画達成懸念

中堅自動車メーカーのマツダ株が一 時、前日比5%安の226円と急落。昨年11月16日(220円)以来、 約3か月ぶりの安値を付けた。円高などが響き昨年10-12月の連結純 損益は赤字に転落したほか、営業利益ベースでの進ちょく率も低く、 通期業績計画の達成に対する懸念が広がった。

同社が3日に明らかにした2010年10-12月(第3四半期)の連 結純損益は、前年同期の44億円の黒字から27億円の赤字に転落した。 販売は増えたが、為替の円高が影響。一方、60億円の黒字としている 今期(11年3月期)予想は据え置いた。前期は65億円の赤字。

ゴールドマン・サックス証券の湯澤康太アナリストは3日付のリ ポートで、10-12月期の営業利益が11億円と同証予想の40億円を下 回ったと指摘。「急激な円高に加え、スカイ・アクティブ搭載車投入前 の商品力の低下が同社収益の足かせ」との認識を示した。また、米国 市場でも1月は主力乗用車が苦戦、11年1-3月期にかけて1台当た りインセンティブの積み増しを検討する、と会社側が説明した点にも 言及している。

10年4-12月の9カ月累計業績で見ると、本業のもうけを示す連 結営業利益は132億円、純利益は28億円。通期計画に対する進ちょく 率は53%、47%となっている。ゴールドマン証では、通期営業利益を 230億円と会社側計画に対する未達を予想。こうした点から、今度12 カ月間の目標株価を280円から260円に引き下げた。投資判断は「中 立」を据え置き。

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