世界の食料価格指数:過去最高水準に、農産物コスト上昇で-国連

国連が発表した1月の世界の食料 価格指数は、原材料コストの上昇を背景に過去最高水準に達した。

国連食糧農業機関(FAO)が3日発表したリポートによると、 食品原材料55種で構成する同指数は前月比で3.4%上昇し231ポイ ントとなった。5品目のうち乳製品価格が6.2%上げ、指数の上昇を けん引した。

ロシアやアルゼンチンなどでの干ばつや洪水で穀物が被害を受 けたことから、食料価格指数は昨年高騰。今年1月も上昇が続いた。 食料価格の高騰は先月、チュニジアで発生した反政府抗議行動の一因 となり、ベンアリ大統領が失脚。エジプトではデモが拡大し、ムバラ ク大統領が今週、年内に行われる次期大統領選挙に出馬しない方針を 表明した。

FAOのシニアエコノミスト、アブドルレザ・アバシアン氏は電 子メールの文書で「今回の統計は、世界の食料価格の上昇圧力が弱ま っていないことを明確に示している」と指摘。「価格は向こう数カ月 間、高水準を維持する公算が大きい」との見方を示した。

1月にはパリの小麦相場が6.5%、シカゴのトウモロコシ相場は

4.8%、それぞれ上昇。ニューヨークの粗糖相場も5.8%上げた。

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