NY粗糖:9.3%急落-豪サイクロン懸念緩和で自動の売り注文が急増

ニューヨークの粗糖相場は9.3% 急落した。オーストラリアに上陸した大型サイクロン「ヤシ」の影響 による生産減への懸念が緩和されるなか、コンピュータープログラム による自動的な売りが相場下落を加速させたと、トレーダーらはみて いる。

ドイツのコメルツ銀行によると、豪クイーンズランド州に上陸し たサイクロンの勢力は最高レベルの「カテゴリー5」から「カテゴリ ー2」に弱まり、サトウキビへの被害は「当初懸念されていた」より 小さかった。米RJオブライエン・アンド・アソシエーツのシニアバ イスプレジデント、ジェフ・ボームル氏によると、コンピューターに よる売り注文がさらなる売りのきっかけとなり、下げが加速した。

ボームル氏は「きょうの下落は基本的にコンピューターによる取 引が最悪の状態につながった結果だ」と指摘した。

ICEフューチャーズUS(ニューヨーク)の粗糖先物3月限は、 前日比3.27セント安の1ポンド当たり32.04セントと、昨年12月 30日以降で最大の下落率を示した。この日には10%下げたが、相場 が一定水準まで下落した場合にコンピューターが売り注文を出す「損 失回避」のための売りが殺到したためとみられている。

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