欧州債:ドイツ国債が上昇、ECB総裁発言で利上げ観測が後退

欧州債市場では、ドイツ国債が 上昇。欧州中央銀行(ECB)のトリシェ総裁が、同中銀の政策金 利は「適正」と述べたことから、利上げ観測が後退した。

欧州連合(EU)の救済基金の権限に関して見解が分かれるな か、アイルランド、スペイン、ポルトガルの国債は下落。ECBは この日の定例政策委員会で、政策金利を過去最低の1%に据え置い た。ブルームバーグ・ニュースが実施したエコノミスト調査でも、 58人全員が据え置きを予想していた。トリシェ総裁は、同金利水準 は「適正」と述べるとともに、「インフレ圧力は中長期的には抑制 された状態にとどまるだろう」と話した。

ロイズ・コーポレート・バンクの金利ストラテジスト、エリッ ク・ワンド氏(ロンドン在勤)は、インフレに関して「市場はこれ までのように懸念する必要はないというのが発言の趣旨だ」と述べ た。

ロンドン時間午後4時43分現在、独10年債利回りは前日比 5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の3.21%。同 国債(表面利率2.5%、2021年1月償還)価格は0.385ポイン ト下げて94.035。ドイツ2年債利回りは14bp低下の1.35%。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE