米ウェルズF:関連ヘッジファンド会社から資本引き揚げへ-関係者

米銀ウェルズ・ファーゴは関連ヘ ッジファンド会社のオーバーランド・アドバイザーズから段階的に資 本を引き揚げる計画だ。オーバーランドは新たな出資者を模索してい る。事情を直接知る関係者2人が明らかにした。

関係者の1人によれば、米当局が進める金融機関のリスクテーク 抑制に対応し、ウェルズ・ファーゴは、2014年上期(1-6月)にか けて四半期ごとに約1億5000万ドル(約122億4000万円)を引き 揚げる。関係者らは、情報が非公開だとし匿名を条件に語った。ウェ ルズ・ファーゴの広報担当ローラ・フェイ氏から提供された資料によ れば、オーバーランドの運用資産額は約21億ドル。関係者によると、 オーバーランドは外部の出資者から10億ドルの資金調達を目指してい る。

ウェルズ・ファーゴのハワード・アトキンス最高財務責任者(C FO)は、1月19日のインタビューで、具体的な金額には触れずに 「オーバーランドにはウェルズ・ファーゴからの出資がいくらかある」 とし、「事業が成長して一定期間が過ぎた後、最初の出資金が出て行 くのは通常起こることだ」と述べている。

同CFOによれば、ウェルズ・ファーゴは資本を引き揚げた後も、 顧客の資産運用に伴う手数料収入を回収する。銀行の自己勘定取引を 禁じた米金融規制改革法(ドッド・フランク法)の規定に従うため、 ゴールドマン・サックス・グループやJPモルガン・チェースなど米 金融大手は自己勘定取引部門の分社化ないし段階的縮小を進めている。

オーバーランドは10年1月、ウェルズ・ファーゴがセキュリティ ーズ・インベストメント・グループから自己勘定取引グループを切り 離し、資産運用部門としたことに伴い創設された。

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