海外投資家13週連続買い越し、5年ぶり-1月4週日本株

海外投資家の日本株に対する週間ベ ースでの買い越しが約5年ぶりの長期間となった。

東京証券取引所が3日発表した1月第4週(24-28日)の投資主 体別売買動向(東証・大証・名証の1・2部合計)によると、海外投 資家は13週連続(買越額1190億円)で買い越した。連続での買い越 し記録は、2005年6月3週から12月1週までの26週以来。

1月4週の日経平均株価は前週末比85円(0.8%)高の1万360 円と3週ぶりに上昇。海外投資家が最大の買い越し主体となったほか、 投資信託(335億円)が10週ぶりに買い越した。

みずほ証券の倉持靖彦投資情報部長は、海外勢の買い越しの要因 について「景気回復でグローバルに債券から株式への資金シフトが進 んでいること、地域別では利上げ懸念がある新興国から先進国へ資金 が向かっていること、米国とともに日本も外需から内需への景気の波 及が予想される段階であること」を挙げた。短期的には多少ピッチが 緩む場面もあるとしながらも、「今後も中期的に日本株に資金が入って きやすいだろう」と同氏は見ている。

半面、主な売り越しは、信託銀行(684億円)が7週連続、証券 会社の自己売買部門(568億円)が3週連続、生・損保(294億円)が 13週連続など。

月間では9カ月ぶり買越額

また、同時に発表された月間ベースでは、1月(4-28日)の海 外投資家は2カ月連続で買い越し、金額は7204億円と昨年4月(8302 億円)以来の高水準となった。このほか、事業法人(283億円)は2 カ月ぶりの買い越しだった。

1月月間の日経平均は前の月の終値に比べ、9円(0.1%)高の1 万237円と小幅ながら3カ月連続で上昇。米国景気や企業業績の回復 期待が高まり、4日には大幅高で始まるなど月前半は上昇したものの、 月後半には下落に転じ、上げ幅が縮小した。

一方、主な売り越し主体では、信託銀行(3960億円)が2カ月連 続で売り越し、09年9月(4417億円)以来の売越額だった。証券会社 の自己売買部門(2543億円)は3カ月ぶり、生・損保(1144億円)は 3カ月連続のそれぞれ売り越しだった。

信託銀の売越額が大きくなったことについて、みずほ証の倉持氏 は「株価上昇を受けて公的年金が利益確定売りを出したため」と見て いた。

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