タレブ氏:投資対象でまず回避すべきは米国債、次はドル

投資対象としてまず回避すべきは米 国債で、その次がドルだ-。ベストセラーになったビジネス書「ブラ ック・スワン」の著者、ナシーム・タレブ氏が3日、モスクワでの会 議でこうした見方を示した。

タレブ氏はまた、ユーロ圏のソブリン債危機が長引いているもの の、自分ならドルよりもユーロを保有すると述べ、「ユーロ圏にはドイ ツがあるが、ドルには何もない」と語った。

同氏は昨年も同様の発言を行っており、バーナンキ米連邦準備制 度理事会(FRB)議長やオバマ米大統領の政策を理由に「全ての人 類」は米国債の下落に賭けるべきだと述べていた。バーナンキ議長は 量的緩和策として、米国債などの資産2兆3000億ドル(約188兆円) 相当の購入を通じた米金融システムへの流動性供給と借り入れコスト の押し下げを約束している。

タレブ氏はモスクワでの会議で、「私は欧州について懐疑的ながら も米国よりも断然欧州を選好している」と述べ、米国はギリシャとそ っくりで、国際通貨基金(IMF)から財政規律を求められていない だけだと指摘。「米国は日々、金を使っており、債務が積み上がってい る」と語った。

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