NZ財務相:財政赤字削減、中銀への引き締め圧力緩和につながる

ニュージーランド(NZ)のイ ングリッシュ財務相は、同国政府が財政赤字削減に取り組むことに よってNZ準備銀行(中央銀行)が金融引き締めを推進する必要性 は後退し、NZドル相場に対する圧力も緩和されるとの見方を示唆 した。

イングリッシュ財務相は3日、ウェリントンの自身の事務所で インタビューに答え、「NZ中銀総裁がたびたび、財政政策がより 多くの負担を担うものであれば、金融政策はそれほど重荷を抱えず に済むと指摘していることに勇気付けられている」と語った。また、 現在のNZドル相場は同国の輸出にとって「障害」となっていると の認識を示した。

NZドルは対米ドルで過去5年間に平均1NZドル=0.6930米 ドルと、それに先立つ5年間の0.5719米ドルを上回っている。この 日のウェリントン市場午後6時(日本時間同2時)現在は、前日の アジア時間遅くから1.2%下げ、1NZドル=0.7722米ドル。

この日発表された2010年10-12月(第4四半期)の雇用者数 の前年同期比での伸びが予想を下回ったことを受け、NZ中銀によ る年内利上げに関する市場関係者の見通しは後退している。第4四 半期の失業率は6.8%と7-9月(第3四半期)の6.4%から上昇。 第4四半期は、2四半期連続のマイナス成長となった可能性が高ま っている。

ドイツ銀行のNZ担当チーフエコノミスト、ダレン・ギブズ氏 は雇用統計発表後に電子メールで、「9月の政策委員会より早い段 階の利上げはないだろうし、次のステップが利下げとなる可能性に も警戒が必要だ」と指摘した。同氏は、昨年第4四半期は0.4%のマ イナス成長だったとみている。イングリッシュ財務相は、リセッシ ョン(景気後退)かどうかを決定するのは「統計学者」だと語った。

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