マツダ:10-12月は純損失に転落、円高で-今期予想据え置き

マツダは10-12月の連結純損益が 27億円の赤字に転落した。前年同期は44億円の黒字だった。円高な どが響いた。

マツダが3日発表した決算短信によると、10-12月の売上高は前 年同期比0.5%増の5602億円、営業利益が同90%減の11億円となっ た。販売は増加したが、円高のマイナス要因が大きかった。所在地別 の営業損益では、北米の赤字が続いている。

10-12月は、為替レートが1ドル=83円、1ユーロ=112円とな り、為替で143億円のマイナス要因だった。マツダの尾崎清専務兼最 高財務責任者(CFO)は決算会見で、「為替問題では政府に介入をし てもらいたいと思っている」と述べた。

また、4-12月は、売上高が前年同期比11%増の1兆7179億円 と大幅増収になり、各利益とも黒字に転換した。純損益は前年同期の 164億円の赤字に対し、28億円の黒字となった。

今期(2011年3月期)の連結業績予想は据え置いた。為替前提も 従来通り、1ドル=85円、1ユーロ=114円。

尾崎専務は、国内販売がエコカー補助金の終了で予想以上に落ち 込んだと指摘。一方、米国市場は確実に需要が回復しており、年間で 1250万-1300万台になると予想したほか、欧州販売は底を打ったと語 った。中国は「さらに10%伸びる」と述べ、アジア市場は好調という。 さらに、コスト改善などで1年間に、為替の損益分岐点を8円分改善 したと語った。

尾崎専務はまた、ロシアへの進出について「いずれやらなければ」 と考えていることを明らかにした。時期などは言及しなかった。さら に、原油価格の上昇で自動車の小型化が進むことは「マツダに順風」 と指摘しながらも、コスト面には懸念を示した。

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