【テクニカル分析】債券先物、一目均衡表など複数指標に売りシグナル

三菱UFJモルガン・スタンレー証 券の稲留克俊債券ストラテジストは3日、日本国債先物市場において 一目均衡表など複数指標に売りシグナルが出たとして、投資方針をこ れまでの「中立」から「売り」に変更した。

稲留氏によると、一目均衡表の分析(日足)からは、1日の終値 時点で①日足が転換線を下回る②遅行線が日足を下回る③転換線が基 準線を下回る-となって売り三役が成立した。

また、稲留氏は、高値・安値をもとに相場の転換点を探るパラボ リックが売りパターンを維持しているほか、新たに相場にトレンドが あるかもみ合いかを判断するVHFも下落トレンドの形成を示唆した と指摘。市場のモメンタム(勢い)を示す指標である「移動平均収束 拡散法(MACD)の買いパターンは崩れていないが、一目均衡と合 わせて6つのシグナルのうち5つが売りでそろった」と言う。

その上で、稲留氏は先物相場の下値めどについては、短期的には ボリンジャーバンドの20日下限にあたる139円29銭、1月19日に付 けた年初来安値139円20銭との見方を示した。また、「現物市場にお ける投資家の押し目買い意欲が強いため現時点では遠い水準」としな がらも、139円台を下回った場合のテクニカル面からのめどは、昨年 12月15日の日中取引で付けた安値138円16銭を挙げた。

東京先物市場の中心限月3月物は、昨年12月半ば以降に140円を 中心としたレンジ相場を形成。大発会の1月4日午前には140円71 銭の高値を付けたが、その後は米国の景気回復期待などを受けて上値 が重く、ここ3週間は139円台半ばから後半を中心にもみ合っている。

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