米石油精製業界は「ダイヤモンドの時代」-世界のディーゼル油需要増

米国のディーゼル油の輸出が過去 最高水準に達し、米テソロやバレロ・エナジーなどの石油精製会社に追 い風が吹いている。中南米やアジアの精製会社は需要急増に対応するの が困難な状況となっている。

オーストラリア最大の投資銀行、マッコーリー・グループによる と、中南米と欧州の留出油の年間消費量は2013年にかけて日量約20 万バレル増加すると予想されている。中国のディーゼル油と軽油の消 費量は毎年7.2%、日量で約30万バレル増えるとみられ、増加率は世 界全体の約3分の1を占める見込み。

ドイツ銀行のニューヨーク在勤アナリストらによると、中南米の多 くの精製会社が製油所を常にフル稼働させ拡大する需要に対応するのが 困難な状況となるなか、精製各社は「ダイヤモンドの時代」に入りつつ ある。米国の昨年1-11月の留出油の輸出量は2億1960万バレルと、 これまでの年間ベースの総輸出量を上回り、06年の約3倍の水準に達 した。

メドレー・グローバル・アドバイザーズの石油アナリスト、ジョ ン・バン・シャイク氏(ニューヨーク在勤)は「米メキシコ湾岸の製 油所は、世界のディーゼル油供給で重要な役割を果たすようになって いる」と指摘。「中南米市場も開拓しており、欧州でも引き続き力強い 存在感を示している。輸出量は増加する一方だろう」との見方を示し た。同社は、ソロス・ファンド・マネジメントの元政治担当チーフス トラテジスト、リチャード・メドレー氏が創業した。

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