中東情勢は決定的に変化も、エジプト暴動で-米大統領首席補佐官

デーリー米大統領首席補佐官は、中 東情勢がエジプトでの暴動によって決定的に変わる可能性があると述 べるとともに、米国は常に連絡を取れるようエジプト軍との緊密な関 係を頼りにしていることを明らかにした。

デーリー首席補佐官は2日、ブルームバーグ・ブレックファスト とのインタビューで、エジプトの抗議デモが2日に暴力化しムバラク 大統領支持派がデモ隊と衝突したことについて、米国にはほとんど制 御できないほど急展開だと指摘。「中東は10日前の状況には戻れない 可能性があり、今後の動向はまだ分からない」と述べた。また、エジ プトは「小国ではない。数字の上だけでなく歴史的にも中東における 主要国だ」との認識も示した。

政情不安は中東全般に拡大しており、イエメンのサレハ大統領は 2日、2013年で切れる任期を延長しないと表明。ヨルダンのアブドラ 国王は1日、首相を更迭した。抗議デモはチュニジアの動乱に端を発 したもので、同国のベンアリ大統領は1月14日に亡命した。

デーリー補佐官は、米当局とエジプト当局の定期的な接触やデモ 対応でのエジプト軍の自制などに言及し、米国とエジプト両国の軍の 連携が「われわれにとって現時点で相当役立っている」と述べた。

軍の連携は1979年のイスラエルとエジプトの平和条約締結以降の 数十年にわたる米国の支援から形成された。米国は兵器売却や訓練、 合同ミッションなどを通じて年間約13億ドル(約1060億円)の支援 を行っている。

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