欧州の銀行、資金調達コスト上昇が利益圧迫の公算-モルガンS

欧州の銀行は同地域でのソブリン債 危機の懸念緩和に伴い株価が今年上昇しているが、債務借り換えコス ト上昇で利益が「圧迫」される可能性がある。モルガン・スタンレー がこうした見方を示した。

ヒュー・ファンステーニス氏率いるアナリストチームは「株式市 場は周辺国への懸念によるテールリスク(発生する可能性は低いが、 発生すると影響が大きいリスク)の低下を既に織り込んでいる」と指 摘。2日の顧客向けリポートで、借入金利が過去3カ月で50ベーシス ポイント(bp、1bp=0.01%)拡大したことに触れ、今後3年で 約1兆7000億ユーロ(約192兆円)の債務の借り換えコストが「主要 なリスク」だと説明した。

政策担当者がユーロ圏の高債務国を支援し、通貨統合を守るとの 観測を背景に、1月の欧州銀行株のパフォーマンスは同月としては過 去10年余りで最高となった。

アナリストによれば、モルガン・スタンレーは依然として、「欧州 銀行株の一段高」を見込んでいるという。最も選好する銘柄にバーク レイズとUBS、ソシエテ・ジェネラル、最も好ましくない銘柄とし てロイズ・バンキング・グループやナティクシス、バンコ・ポポラー レなどを挙げた。

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