【クレジット市場】ECB、国債購入に「不快感」-役割移管を期待

欧州中央銀行(ECB)は、欧州 の救済基金がECBに代わり国債購入の責任を担うことを切望してい る。ただ、ドイツはそれに反対の立場だ。

ECBの元職員で現在はソシエテ・ジェネラルのユーロ圏担当共 同チーフエコノミストを務めるジェームズ・ニクソン氏(ロンドン在 勤)は「ECBは国債購入に常に不快感があり、今そこから脱却した いと切に望んでいる」とし、「インフレ抑制の日常業務に戻りたい意 向だ。国債購入プログラムは金融政策の業務を妨げ始めている」と指 摘した。

ECBのトリシェ総裁は欧州金融安定ファシリティー(EFSF) がこの利回り抑制の任務を引き受けることを支持している。ECBは これまでに欧州の高債務国の国債購入に765億ユーロ(約8兆6000 億円)を投じた。ただ、ドイツの当局者は4日の欧州連合(EU)首 脳会議を控えた記者説明で、EFSFが既発債を購入する法的権限は ないと発言している。

ECB当局者は各国政府に対し、欧州の債務危機打開に向けもっ と責任を果たすことを要求。インフレをあおりかねない緊急措置の縮 小を目指している。協議は秘密だとして匿名で語った事情に詳しい当 局者4人によると、ドイツは、追加的な救済措置の実施は各国の財政 管理強化を条件にしたい考えだ

欧州首脳は4400億ユーロのEFSFをどう拡大するかを協議し ている。ギリシャのパパコンスタンティヌ財務相は2日、来月には 「包括的な」措置がまとまるとの見解を示した。

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