米メキシコ湾:原油流出被害から2-3年以内に復興へ-基金責任者

メキシコ湾にある英BPの油井で 昨年発生した原油流出事故被害者への補償のため設立された200億ドル (約1兆6300億円)規模の基金を管理するケネス・ファインバーグ氏 は、湾岸地域が2-3年以内に完全に復興する可能性が高いとの見方を 示した。

BPが昨年創設したこの基金は、原油流出事故に関連して損害賠償 を求める法人や個人に対し、復旧費用の推計に基づいて最終的な支払額 を判断する予定。

ファインバーグ氏は2日の記者会見で、大半の被害者に昨年分の確 認された被害額の2倍に相当する一時金が支払われるとの見通しを示し た。カキについてはエビや魚類と比較して回復に時間がかかるため、カ キ漁の漁業経営者には昨年の損害額の4倍が支払われるという。

ファインバーグ氏はブルームバーグテレビジョンのインタビューで 「2012年に完全に復興すると考えるのが妥当のようだ。ただ、こう予 想するのは私が最初であり、科学的根拠に基づくものではない。確実に は分からない」と述べた。

バージニア州を拠点とする弁護士で、被害者代表でつくる原告側の 運営委員会のメンバー、ジェフリー・ブレイト氏は電子メールで「原油 流出による汚染や化学物質による汚染が溶解し分散すると考えようとす る姿勢は、大部分の専門家のこれまでの意見に反する」としている。

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