平和株が3年ぶり高値、パチスロ人気で今期純利益は16年ぶり水準へ

パチンコ・パチスロ機メーカーの平 和の株価が大幅続伸。前日比7.8%高の1365円と、2007年10月以来、 約3年4カ月ぶりの高値に回復した。「ルパン三世」シリーズや「アン トニオ猪木」などパチスロ機の販売台数が想定を上回っており、2日付 で今期(2011年3月期)業績予想を上方修正したことが好感された。

新しい連結純利益予想は前期比55%増の185億円。過去最高益を 記録した1995年12月期(当時は12月締め:201億円)以来、約16期 ぶりの高水準に回復する見通しとなった。前回予想146億円からは 27%の増額修正。

同社経営企画室の大内仁氏によると、通期のパチスロ機の販売台数 予想は前期比79%増の10万9000台に上方修正され、95年12月期以来 の高水準に急回復する見込みとなった。人気機種に受注が集中する最近 の傾向が後押ししたほか、「ゲーム性豊かなART(アシストリプレイ タイム)付きパチスロが人気を博し、ライトユーザーや新規ユーザーが ホールに来るようになった」と言う。

一方、パチンコ機の販売台数は同46%増の16万8000台と、前回 目標から13%下振れる見通しだが、より利益率が高いパチスロ機の増 加によって利益は押し上げられる。

この日は、自社株買いの発表も株高につながっているようだ。平和 は2日、筆頭株主の石原ホールディングスが同社株の一部を売却する意 向を伝えてきたことを受け、自社株に対する公開買い付け(TOB)を 実施すると発表した。発行済み株式総数の15.53%に相当する1550万 株を買い付け予定数の上限として、3日から1株1107円でTOBを実 施している。

2日時点の石原HLDの同社株保有比率は48.79%。石原HLDか ら今回のTOBに1500万株程度応募する旨の通知を受けているという。

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