グリー株続落、上期増益決算も昨秋来高値圏で売り-海外戦略見極め

携帯向け交流・ゲームサイト「GR EE」を運営する業界大手のグリー株が一時、前日比4.4%安の1250 円と続落。前日発表した上期決算は4割を超す増益だったものの、通 期計画値は据え置かれたほか、株価が昨年10月来の高値水準を回復し ていた中、当面の材料を通過したことで売りが優勢となった。

バークレイズ・キャピタル証券の米島慶一アナリストは、「決算内 容は悪くなかったが、直近で上がっていたので利益確定売りが出てい るようだ」と分析。決算内容であえてネガティブな点を挙げるとすれ ば、海外戦略やスマートフォン戦略で具体性や説得力に欠けるという 印象を持ったという。同証では、グリーの投資判断「オーバーウエー ト」を維持している。

同社が2日の取引終了後に発表した決算短信によると、運営する 携帯向け交流・ゲームサイトの利用者が伸び、2010年7-12月(上期) の単独営業利益は前年同期比46%増の131億円だった。11年6月通期 予想は据え置き、営業利益で270億-300億円(前期比38%-53%増) を見込む。上期時点での進ちょく率は44%-49%。

直近のグリー株は昨年11月2日の875円を底に、前日2日には 1364円と昨年10月5日以来の高値水準を回復。この間の上昇率は56% と、比較対象となりやすいミクシィの同期間騰落率1.2%安、ディー・ エヌ・エーの33%高などを大きくアウトパフォームしていた。

ゴールドマン・サックス証券の小池隆由アナリストは3日付のリ ポートで、会員数、ARPUの拡大とも同証予想を上回るポジティブ な内容で、事業拡大ペースが加速しているとし、今後12カ月間の目標 株価を1630円から1800円に引き上げている。

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