カイロのタハリール広場で発砲-反政府派と大統領派衝突

エジプトの首都カイロのタハリール 広場で3日早朝、発砲があった。同市では、30年にわたって独裁を続 けるムバラク大統領の即時辞任を求める反政府派と大統領支持派の衝 突が続いている。

カタールの衛星テレビ、アルジャジーラは5人が死亡したと伝え た。その映像には、路上の死体が映し出されていた。

大統領支持派は2日、1月25日以来反政府デモの中心地となっ ているタハリール広場に馬やラクダで乗り込み、むちやこん棒を振り 回して攻撃。石や瓶、コンクリートの塊などが両陣営の間を飛び交っ た。一部の体制派はなたを手にしていた。消火活動のために放水銃を 使用した以外にエジプト軍の介入はなく、制服警官の姿も見当たらな かった。

国営テレビによると、2日の衝突で少なくとも3人が死亡し、600 人余りが負傷した。ムバラク大統領が9月の次期大統領選まで続投す る方針を表明したことに反発したデモ隊を、政府支持派が挑発。衝突 がエスカレートした。

オバマ米大統領はムバラク大統領に対し、9月まで待たず、権力 移行のプロセスを直ちに開始するよう促した。ギブズ米大統領報道官 はムバラク政権を非難するまでには至らなかったものの、「この暴動を 政府が扇動したのなら、直ちに止めるべきだ」と述べた。

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