米ジェンワースの社債保証コスト、上昇-CDS取引

2日のクレジット・デフォルト・ス ワップ(CDS)市場では、生命保険や住宅ローン保証を手掛ける米 ジェンワース・ファイナンシャルの社債保証コストが上昇。住宅ローン 保証関連コストにより、2010年10-12月(第4四半期)決算が赤字 となったことが響いた。

CMAによれば、ジェンワースのCDSスプレッドは31.8ベーシ スポイント(bp、1bp=0.01%)上昇して293bp。同社の2日 の発表によれば、一部投資実績を除いた1株当たり営業損益は28セン トの赤字。ブルームバーグがまとめた予想平均では16セントの黒字が 見込まれていた。

米生保大手のメットライフとプルデンシャル・ファイナンシャル の社債保証コストは低下した。ソシエテ・ジェネラルのクレジットス トラテジスト、マイケル・レイナー氏(ニューヨーク在勤)は、信用 市場の広範な改善が両社のファンダメンタルズ向上につながったと指 摘。住宅ローン関連のエクスポージャーに圧迫されたジェンワースに は、そうした市場改善効果が及ばなかったと説明した。

CMAのデータでは、ジェンワースのCDSスプレッドは今年に 入り、23.9bp上昇。メットライフは年初来で33.1bp低下し129.3 bpとなっている。1日は125.1bpと、2008年7月以来の低水準で 取引を終えた。プルデンシャルは129.2bpと、年初から14.3bp低 下。1日は08年6月以来の低水準で引けた。

米社債保証コストはほぼ変わらず。マークイット・グループによ れば、北米企業の信用リスクの指標であるマークイットCDX北米投 資適格指数のスプレッドは、ニューヨーク時間午後5時33分(日本時 間3日午前7時33分)現在、0.1bp低下の82.8bp。スプレッド上 昇は、投資家心理の悪化を、低下は心理の改善を示す。

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