【個別銘柄】リコー、コナミ、次世代送電網、Fリテイ、アコム、東レ

株価変動材料の出た銘柄の終値は以 下の通り。

リコー(7752):前日比9.9%安の1052円と急反落し、東証1部 の下落率2位。昨年10-12月の連結営業利益は前年同期比33%減の 159億円だったと前日発表。国内やアジアで事務機などの販売は伸びた が、米国や欧州で円高が響いた。4-12月累計の連結営業利益は540 億円で、据え置いた通期計画(850億円)に対する進ちょく率は64%。 ブルームバーグが決算発表直前に集計した17人のアナリストの今期予 想平均は891億円と上方修正期待もあっただけに、失望売りが出た。

コナミ(9766):午後に急落し、7.8%安の1564円と東証1部の下 落率3位。昨年4-12月期の連結営業利益は前年同期比3.4%減の165 億円だったと、3日正午に発表した。主力のデジタルエンタテインメン ト事業の売上高が2.5%減少したほか、ゲーミング&システム事業も減 収となり、業績停滞が懸念された。据え置かれた2011年3月期の連結 営業益予想(245億円)に対する9カ月累計進ちょく率は68%。

次世代送電網関連:次世代電力計(スマートメーター)を手掛ける 大崎電気工業(6644)が6.2%高の822円、東光電気(6921)が5.6% 高の581円。電力各社は情報技術を使って電力を効率的に供給する次世 代送電網(スマートグリッド)の実現に向け、12年度から家庭の電力 消費を無線通信で常に把握できるスマートメーターを本格導入する、と 3日付の日本経済新聞朝刊が報道。需要拡大を見込む買いが入った。

ファーストリテイリング(9983):3.8%高の1万2710円。1月の 国内ユニクロ事業の既存店売上高が前年同月比10.7%増だったと前日 発表。気温が低く推移して冬物販売が好調、春物の立ち上がりも順調だ った。野村証券では投資判断「1(買い)」を継続し、目標株価を1万 4000円から1万4500円に引き上げた。

東レ(3402):午後1時の業績予想修正後に一段高となり、3.8% 高の573円で終えた。11年3月期の連結営業利益は前期比2.4倍の960 億円を見込み、前回予想(830億円)から16%の上方修正。ブルームバ ーグ・データによると、担当アナリスト17人の予想平均は843億円だ ったため、会社側の新計画値はこれを14%上回った。情報通信材料・ 機器事業やプラスチック・ケミカル事業が好調に推移、営業利益率が

6.3%と前期から3.4ポイント上向くと見ている。

e-まちタウン(4747):ストップ高(制限値幅いっぱいの上昇) となる5万円(17%)高の34万3500円。きょう正午前に、中国人旅行 者向けショッピング情報サイトを運営するシェアリーチャイナ社と資本 提携すると発表した。収益寄与を期待した買いが集まった。

パナソニック(6752):3.2%安の1090円。昨年10-12月の連結 純利益が前年同期比24%増の400億円だったと、前日発表。エコポイ ント効果による国内販売の特需の恩恵もあり、薄型テレビや白物家電な どの販売が伸びた。ただ、ブルームバーグ・データによる事前のアナリ スト4人の予想平均値447億円を下回った。

アコム(8572):6.8%安の1453円。昨年4-12月の連結純損益 は421億円の赤字(前年同期は16億円の黒字)に転落した。過払い利息 返還に備え引当金を840億円積み増したほか、三菱UFJフィナンシャ ル・グループ株下落などに伴う94億円の評価損計上などが要因。11年 3月通期は509億円の赤字を見込んでいる。

オーイズミ(6428):7.8%高の360円。11年3月期の連結純利益 は前期比3.1倍の4億9000万円(従来予想は1億6000万円)になりそ うと、2日に発表した。新型メダル自動補給システムが更新需要を取り 込んだほか、パチスロ機の販売も好調だという。年間配当金は従来予想 から1円増やし3円(前期3円)にするとも発表した。

よみうりランド(9671):4.8%高の309円。遊園地での集客が伸 びたほか、受取配当金の増加も寄与し、昨年4-12月の連結純利益は 前年同期比23%増の12億7400万円だったと、2日発表した。据え置 いた通期計画(10億5900万円)をすでに上回る。発行済み株式数の

1.25%に当たる100万株を上限に自己株式を取得するとも発表。期間は 3日から3月24日まで。3日午前には、自社株19万8000株を東証自 己株式立会外買付取引(ToSTNet-3)で取得したと発表した。

東芝機械(6104):4.4%高の498円。昨年10-12月の受注が想定 以上に好調だとし、三菱UFJモルガン・スタンレー証券が2日付で投 資判断を「中立」から「アウトパフォーム」に、目標株価を416円から 580円に引き上げた。

日本化学工業(4092):6.8%安の235円。主力の電材事業が計画 を下回っているうえ、生産拠点集約化に伴う特別損失を計上し、今期 (11 年3月期)連結純利益は3億3000万円にとどまる見通しとなった。 前回予想6億円からは45%の下振れ。前期実績は9億1500万円の赤字。

グリー(3632):5.7%安の1232円。前日に発表した10年7-12 月(上期)決算は、運営する携帯向け交流・ゲームサイトの利用者が伸 び、単独営業利益が前年同期比46%増の131億円だった。しかし、通 期計画値が据え置かれたうえ、株価が昨年10月来の高値水準を回復し ていた中、当面の材料を通過したことで売りが優勢となった。

伊藤忠テクノソリューションズ(4739):2.8%安の2916円。一部 業種の投資抑制や開発不採算案件発生の影響から、11年3月期の連結 純利益は前期比9.3%減の113億円になる見通しと、前日発表。従来予 想は125億円だった。

平和(6412):7%高の1355円。11年3月期の連結営業利益は前 期比3.8倍の143億円になりそうと、前日発表。パチスロ機の「アント ニオ猪木が元気にするパチスロ機」「ルパン三世ルパン一族の秘宝」が 想定以上に人気化し、従来予想(92億円)を大きく上回る見込みとな った。また、発行済み株式の15.53%に当たる1550万株の自己株式を TOB(株式公開買い付け)で取得するとも発表。買い付け価格は1株 1107円で、総額は180億円。

クレディセゾン(8253):1.8%安の1451円。昨年4-12月の連 結営業利益は前年同期比45%減の170億円程度になったもようと、3 日付の日経新聞朝刊が伝えた。足元では過払い利息の返還請求は急増し ていないものの、昨年6月の改正貸金業法の完全施行を受け、返還請求 に対する引当金を保守的に積んだことが影響したとしている。

東京精密(7729):1.7%高の1353円。昨年10-12月の連結営業 損益は15億円程度の黒字(前年同期は6億円の赤字)になったようだ と3日付の日経新聞朝刊が報道。デジタル家電の市場拡大を背景に半導 体検査装置の需要が回復したほか、工場の稼働率上昇や固定費抑制で採 算が上向いたという。

カプコン(9697):2.2%高の1461円。オンラインゲーム事業が伸 び、昨年4-12月の連結営業利益は前年同期比2.7倍の128億円だっ たと2日発表した。据え置いた通期計画(130億円)に対する進ちょく 率は98%。

エービーシー・マート(2670):4.4%高の3200円。1月の既存店 売上高は前年同月比5.4%増えた。年始商戦でメンズ・レディースとも に季節商品全般が好調に推移した。また、厳しい冷え込みや記録的な降 雪によりブーツなどの季節商品の需要が高まり、客数は6.1%増加。

カカクコム(2371):2.6%高の48万1000円。1月のグループサ イト利用者数は前年同月比47%増の6968万人、アクセス数は同12%増 の13億7215万ページビューだったと、前日発表した。

エノテカ(3049):ストップ高水準となる1万5000円(18%)高 の9万7000円。MBO(経営陣による企業買収)で株式を非公開化す ると前日に発表。その一環として、バッカスが株式公開買い付け(TO B)を行う。買い付け価格は1株12万円、買い付け代金は最大62億円 で、TOB価格へのさや寄せを見込んだ買いが入った。

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