米司法省:グーグルのITA買収計画を調査、競争阻害を懸念-関係者

米司法省は、インターネット検索 エンジン最大手、米グーグルによる米ITAソフトウエアの買収が、 オンライン上での航空便や航空券の情報の偏った検索結果につなが るかどうか調査を進めている。事情に詳しい関係者の2人が明らかに した。

調査が進行中だとして関係者が匿名を条件に述べたところによ れば、米当局は航空情報を統合するソフトを手掛けるITAをグーグ ルが7億ドル(約570億円)買収することを懸念している。エクスペ ディアやカヤック・ドットコムなどの旅行情報サービス企業が提供す る情報より上位に、グーグルが自社で手掛ける旅行事業の情報が表示 される恐れがあり、これが市場競争を阻害し、消費者の利益を損ねる 可能性があるという。

技術・市場調査会社フォレスター・リサーチのアナリスト、ヘン リー・ハーテベルト氏は、「ITAを利用する企業は、グーグルに有 利な検索結果にならないとの確証を望んでいる」と指摘する。

グーグルが新たなサービス導入を進めるなかで、当局によるこの 買収計画の調査はこれまでにはない一面を見せている。調査会社コム スコアによれば、グーグルの検索市場のシェアは昨年12月時点で

66.6%。

グーグルの広報担当、アダム・コバセビッチ氏は、同社は当局に よる検証に協力していると述べ、「この買収は競争を促す」と説明し た。マサチューセッツ州ケンブリッジに本社を置くITAの広報担当、 カラ・クレッツ氏と司法省のジナ・タラモナ報道官はコメントを控え た。

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