PIMCOのグロース氏:ゼロ金利政策は「悪魔との契約」

債券ファンド最大手、パシフィッ ク・インベストメント・マネジメント(PIMCO)のビル・グロ ース氏は、金融当局が続ける事実上のゼロ金利政策を「悪魔の契約」 と呼び、事実上のゼロ金利は実質金利を引き下げ、貯蓄者の利益を 奪っていると訴えた。

グロース氏は、同社のウェブサイトに投資見通しを発表、「中央 銀行や政策当局者は、ある資産クラスの保有者から金を奪い、それ をほかに流している」と述べ、「低金利、あるいは実質マイナス金利 を『長期間にわたって』維持することは、すべての政策手段の中で も最も悪どい。そして低金利の影響を受ける、もっと言えば打撃を 受ける、その資産クラス保有者とは、少額の貯蓄者や保険会社や年 金基金といった機関だ」と述べた。

10年物米国債と消費者物価指数(CPI)の前年比の上昇率の 差で示す実質利回りは2日時点で1.90%。1991年以来の平均

2.62%を下回っている。実質利回りは2009年8月の5.95%のピ ークをつけていた。

実質的な10年物利回りの低下は、株価上昇や年2-3%の債券 相場上昇と「ほぼ間違いなくつながっている」と指摘。その一方で、 小額貯蓄者や長期の債券資産投資家のリターンは押し下げられてい ると述べた。

原題:‘Devil’s Bargain’ Harms Savers, Pimco’s Gross

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