JX:通期営業利益予想を2400億円に増額-好業績で増配

JXホールディングスは2日、2011 年3月期の営業利益を2400億円(従来は1500億円)に、経常利益を3200 億円(同2200億円)にそれぞれ上方修正したと発表した。さらに年間配 当を従来予想比0.5円引き上げ1株当たり15.5円になるとの見通しを示 した。

原油高で在庫評価の影響による利益のかさ上げ効果があったことや 石油精製事業で製品販売の利ざや(マージン)が改善したことが寄与す る。杉内清信取締役は都内で会見し、マージンの改善について「業界全 体の需給適正化に各社が努力した成果。海外のマーケットも改善したこ とで相乗効果を生んでいる」と説明した。

事業別では、石油精製販売事業の経常利益は1730億円と従来予想比 830億円増える見通し。マージン改善が影響し、在庫評価の影響を除い た「真水の利益」も380億円上昇する。

こういった状況を踏まえ、11年3月期末の配当を8円に引き上げ 年間配当額を15.5円とした。

一方で、早期退職制度に想定を上回る応募があったことから、特別 退職金を積み増したことなどによる特別損失が発生したことや、繰り延 べ税金資産の取り崩しに伴う税金費用の増加を見込んだため通期純利益 は3200億円に据え置いた。

業績予想の前提条件として、同社は1-3月期の平均為替レートを 1ドル=80円、ドバイ原油価格1バレル=85ドルと想定している。1円 円高になった場合には経常利益が40億円減少、ドバイ原油価格が1ドル 上昇した場合には35億円のプラス効果をもたらすとしている。

ブルームバーグのデータによると、1月1日から2月2日までの為 替レートは82.51円、ドバイ原油の平均価格は92.70ドル。

さらに、同社は4-12月期の純利益は3273億円だったと発表。新 日鉱の純資産が買収価額を上回ったことから「負ののれん代」として特 別利益2265億円を計上し、業績は前年同期の純利益合算値775億円を大 きく上回った。

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