PIMCOエラリアン氏:エジプトは米国との同盟を維持する公算大

エジプトが政治的・経済的混乱 の結果として、米国との同盟関係を解消する公算は小さいと、米パ シフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)のモ ハメド・エラリアン最高経営責任者(CEO)はみている。

共同最高投資責任者(CIO)を兼任するエラリアンCEOは、 ブルームバーグテレビジョンの番組「ブルームバーグ・サーベイラ ンス」のトム・キーン司会者とのインタビューで、「それが起きる 可能性は非常に低い」と述べ、「米国への信頼は厚く、共通の責任 と目標も多い」と説明した。米国はエジプトに対し、年間15億ドル (約1220億円)の支援を提供している。

エジプトの首都カイロでは1日もムバラク大統領の退陣を要求 するデモが続いている。同国の混乱はチュニジアの政変に触発され る形で始まった。国際連合の暫定集計によると、デモによる死者数 はこれまでに約300人に上った。エジプトの情勢悪化が近隣諸国に 波及、ないしスエズ運河の閉鎖につながる恐れがあるとの懸念から、 世界の株式、債券、原油市場は混乱に陥った。

エラリアンCEOは、エジプトのデモについて、「若年層の高 い失業率に食料品価格上昇、1人当たり実質国民所得の低さが重な ったこと」が原因と分析。「現在目の当たりにしているのは同国の パラダイムシフトだ」と指摘し、「人々は変化を求めている」と述 べたものの、同国がイランと同様に神権政治への道を歩む公算は小 さいとの見方を示した。

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