個人投資家の円の対ドルでの売り越し規模が過去最大-くりっく365

東京金融先物取引所の外為証拠金取 引(FX)では今月1日、個人投資家による円の対ドルでの売り越し規 模が過去最大となった。外国為替市場で約1カ月ぶりの水準までドル 安・円高が進んだことで、ドル買いの好機ととらえたようだ。

東京金融先物取引所の外為証拠金取引「くりっく365」が集計して いるデータによると、2月1日のドルの対円での売り建玉数量は5万 765枚(1枚は1万通貨単位、ドルなら1万ドル)、買い建玉数量は 33万1623枚だった。差し引きでは28万858枚、金額にして28億 858万ドルの買い越しとなり、データがさかのぼれる2006年7月以降 で最大となった。

外為どっとコム総合研究所の植野大作主席研究員は、全体として見 た場合、個人投資家は「下がれば買う、上がれば売るとという『逆張り 』で動くことが多い」と指摘。このため「仮にドル・円が持ち上がって いけば、ここでドルを買った人たちはおそらく売ってくるだろう」とい い、ドル高・円安が進む局面では個人投資家のドル売り・円買いが抵抗 圧力となる可能性があると語った。

1日の外国為替市場では欧州の早期利上げ観測や世界的な株高を背 景にドル安が進行。ドル・円相場は一時、1月3日以来のドル安・円高 水準となる1ドル=81円31銭をつけた。

1日の12の外貨の円に対する買い越し規模は52万9366枚。先 月28には過去最大の60万6698枚となった。

高金利で人気の高いオーストラリア・ドルの対円での買い越し規模 は1日に15万1059枚となり、先月28日に記録した過去最高の24万 6912枚から減少した。一方、ユーロの対円のポジションは1月下旬以 降、売り越しとなっており、同27日には約1年ぶりの高水準となる5 万621枚となった。1日は1万5919枚。

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