資生堂株が6日続落、流通在庫問題で国内事業警戒-大和証は格下げ

資生堂株が6営業日続落。流通在庫 問題などで国内事業の先行き不透明感が高まっているとの見方から、来 期の収益回復ペースが従来見通しより鈍化するとの懸念が持たれた。

株価は前日比2.3%安の1600円まで値を下げ、2009年10月29日 以来、約1年3カ月ぶりの低水準に沈んだ。

会社側が1月31日に今期(11年3月期)の利益見通しを下方修正 して以来、アナリストの間で来期以降の業績予想や目標株価、投資判断 を引き下げる動きが相次いでいる。

1日付で投資判断を「3(中立)」から「4(アンダーパフォー ム)」に引き下げた大和証券キャピタル・マーケッツ金融証券研究所で は、国内事業の見通し不透明感が強いことを反映したとしている。アナ リストの広住勝朗氏は、会社側が過剰な流通在庫を削減すると表明した ことを評価しつつ、「削減をどの程度の水準まで、いつまで続けるのか の見通しは示されなかった」と指摘。「一段の構造改革の表明などは少 なくとも4月の中期経営計画の発表まで待たなければならい」とした。

会社側の新しい今期連結営業利益予想は前期比11%減の450億円。 ブルームバーグ・データによると、この発表後に資生堂の業績予想を公 表したアナリストは6人、うち3人が来期(12年3月期)予想を下方 修正し、6人の来期の連結営業利益予想平均は591億円と、発表前から

5.8%低くなった。

資生堂株の当面の下げのめどとして広住氏は、花王やユニ・チャー ムなど化粧品・トイレタリー大手が12年3月期予想ベースで株価収益 率(PER)19-20倍程度であることを挙げ、資生堂もPER20倍の 1400円程度までの調整があり得るとした。

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