米NY:1月の記録的豪雪、レストラン「ノブ」など小売業全般に打撃

米ニューヨーク市の1月は、この 月としてはこれまでで最も多い降雪に見舞われた。レストラン経営者の ドルー・ニーポレント氏やガソリンスタンドのオーナー、ジョン・デメ オ氏のビジネスは、大きな打撃を受けた。

ニーポレント氏によると、「トライベッカ・グリル」や「ノブ」な どミリアド・レストラン・グループが経営するマンハッタンのレストラ ン6店のビジネスは、通常より50%かそれ以上落ち込む夜もあった。 同氏は電話インタビューで「もう挽回できない。全般的に非常に厳しい 1カ月だった」と振り返る。

ロングアイランドにあるカー・ケア・オブ・マンハセットの社長で あるデメオ氏によると、ガソリンや修理、インスタント食品の1月の売 上高は前年同期比で約30%減った。

デメオ氏は電話インタビューで「人々がガソリンを購入しなけれ ば、それは映画やレストラン、買い物に出掛けていないことを意味す る。豪雪で商業が落ち込み、全てがストップしている」と語る。

米気象庁(NWS)の気象予報士、マット・スカローラ氏による と、ニューヨーク市では1日に約5インチ(約12.7センチメートル) の雪、2日には最大0.5インチのみぞれが降る可能性がある。同市の 緊急事態管理局は1月31日、通勤の際には自動車の運転を控え公共交 通機関を利用するよう呼び掛けた。

昨年12月以降の降雪の影響でジョージア州からメーン州にかけて の地域で交通の便が乱れ、ニューヨーク市も深刻な影響を受けている。 NWSによると、セントラルパークの今年1月1日以降の降雪量は36 インチと、例年を28.2インチ上回り、1月としては過去最高を記録し た。1カ月間の降雪量が過去最高だったのは昨年2月の36.9インチと なっている。

小売業者に打撃

米最大のカップケーキチェーン、クラムズ・ベーク・ショップのジ ェーソン・バウアー最高経営責任者(CEO)は「1月はニューヨーク 市のどの小売業者にとってもひどい月だった」と述べ、一部の地域では 1月の売上高が前年同月比で最大5%減少する可能性があるとの見方を 示した。同社はニューヨーク、ニュージャージー、コネティカットの3 州で25店舗を運営する。

モーリー・ハリス氏率いるUBSのエコノミストは1月12日、米 東部を襲った吹雪の影響で米国の雇用者数が最大5万人削減された可能 性があるとの試算を発表している。

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