【個別銘柄】輸出、三菱電、三井物、大塚商、東邦H、DNA、東芝

株価変動材料の出た銘柄の終値は以 下の通り。

輸出関連:トヨタ自動車(7203)が前日比3.3%高の3480円、コ マツ(6301)が2.3%高の2549円。1月の米供給管理協会(ISM) 製造業景況指数が60.8とエコノミスト予想中央値(58)を上回り、 2004年5月以来の水準に上昇したことが好感されたほか、エジプト情 勢の改善期待も広がり、収益に対する過度な不安が後退した。

三菱電機(6503):7.4%高の996円。午後1時15分に10年10- 12月期決算を発表して買いが集まり、一時999円まで買われた。08年 8月18日以来、約2年半ぶりの高水準。産業メカトロニクスや家庭電 器部門の収益が向上、10-12月期の連結営業利益は前年同期比2.1倍 の796億円に増大した。

三井物産(8031):4%高の1449円。午後2時30分に10年4- 12月期決算を発表、連結純利益(米会計基準)は前年同期比約3倍の 2758億円となった。原油価格上昇などで資源・エネルギー事業が大幅 な増益となったほか、関連会社持分法損益が増加したという。年間配当 予想を従来の1株当たり40円から47円に増額。

クラレ(3405):3.4%高の1200円。午後1時に10年10-12月期 の連結決算を発表。営業利益は前年同期比43%増の141億円と、10年 12月22日報道の日経観測(130億円前後)を上回った。樹脂事業の好 調に加え、化学品事業も改善した。4-12月期の連結営業益は395億 円で、通期計画(520億円)に対する進ちょく率は76%。

日立金属(5486):5.8%高の1037円。午後1時に10年4-12月 期の業績内容を開示。高級金属製品や電子情報部品が好調に推移、連結 営業利益は前年同期比9.4倍の340億円となった。据え置かれた通期計 画(380億円)に対する進ちょく率は90%で、業績上振れ期待が一段と 強まった。

東芝(6502):5.1%高の514円。一時5.7%高まであり、10年2月 17日(6.6%高)以来、約1年ぶりの日中上昇率を記録した。大和証券 キャピタル・マーケッツ金融証券研究所は1日付で同社株の投資判断 「2(アウトパフォーム」を継続、半導体事業の大きなリスクが後退し ている点や、社会インフラ、原子力発電事業の拡大などを評価した。今 後6カ月程度の目標株価を580円と設定。

大塚商会(4768):11%高の5790円。11年12月期の連結純利益 は前期比0.8%増の107億円と計画。企業のIT化投資は大企業から緩 やかに回復していくと想定、年間配当予定を前期比5円増の140円とし た。コスモ証券の川崎朝映アナリストは、「主要顧客とする中小企業の IT投資が持ち直し始めてきている」と指摘。

山武(6845):7.6%高の2045円。大都市圏を中心に新規大型オフ ィス市場が堅調に推移してビルディングオートメーション事業が伸長、 ファクトリーオートメーション用の制御機器も堅調に推移し、10年4 -12月の連結営業利益は前年同期比5倍の62億円だった。160億円と している11年3月期計画は据え置き。

カシオ計算機(6952):6.6%高の659円。腕時計事業で主力の 「Gショック」が海外で伸びたほか、携帯電話事業など不採算部門を連 結対象から除外して収益性が向上、10年4-12月の連結純損益が46億 円の黒字に転換した。前年同期は145億円の赤字だったため、利益回復 が評価された。

群馬銀行(8334):4.9%高の491円。野村証券は1日、同社株の 投資判断を「2(中立)」から「1(買い)」に引き上げた。新しい目 標株価は550円で、前回から90円の引き上げとなる。

東邦ホールディングス(8129):6.8%安の1003円。前期ほどイン フルエンザが流行していない上、後発医薬品の伸長などで長期収載品の 売り上げが減少、11年3月期の連結純利益予想を83億円から68億円 に引き下げたことが失望された。0.4%の増益予想が一転、18%の減益 となる見込み。

ディー・エヌ・エー(2432):5.6%安の2926円。ロイヤルティー 関連費用の増加などで中期的に営業利益率が低下するとの警戒感が広が った。野村証券は1日付で同社株の投資判断を「1(買い)」から「2 (中立)」、目標株価を3800円から3500円に引き下げた。丸山祐子ア ナリストは業績好調を評価しつつ、「国内では有名ゲームの比率上昇に より、予想を上回って費用も増大している」点に懸念を示していた。

イビデン(4062):午後に値を切り下げ、2.8%安の2705円で終え た。電子事業で、スマートフォン(多機能携帯電話)向けなどにプリン ト配線板やパッケージ基板が伸び、10年4-12月期の連結営業利益は 前年同期比84%増の259億円だったと1日発表した。しかし、野村証 券の秋月学アナリストは1日付リポートで、DPF(ディーゼル車向け 排ガス浄化装置)の収益性低下がやや意外と指摘、DCF(ディスカウ ントキャッシュフロー)法で算出した目標株価2600円を据え置いた。

NOK(7240):1.9%安の1610円。繰延税金資産を取り崩した結 果、11年3月期の連結純利益予想を221億円から195億円に12%引き 下げると1日発表、利益水準の低下などが嫌気された。

資生堂(4911):1.9%安の1607円と6営業日続落。一時1600円 を付け、09年10月29日以来、約1年3カ月ぶりの低水準に沈んだ。 流通在庫問題などで国内事業の先行き不透明感が高まっているとの見方 が浮上、来期の収益回復ペースが従来見通しより鈍化するとの懸念が持 たれた。大和証CMは1日付で同社株の投資判断を「3(中立)」から 「4(アンダーパフォーム)」に1段階引き下げ。

ファナック(6954):1.3%安の1万2840円。一時2.4%安まで下 げた。メリルリンチ日本証券は1日、「受注および収益モメンタムの増 勢鈍化」や「営業利益率の改善にも一服感が出ている」ことなどを指摘 し、投資判断をこれまでの「買い」から「中立」に引き下げた。目標株 価は1万3500円で据え置き。

NTTデータ(9613):6.7%高の28万8900円。1日公表の10年 10-12月期の連結決算は、不採算案件の抑制などで営業利益が前年同 期比23%増の205億円だった。通期(11年3月期)業績予想を据え置 いたことも好感されたようだ。

大和証券グループ本社(8601):4.9%高の427円。10年10-12 月期の連結純利益は前年同期比95%減の12億円だった。三洋電機株の 売却益があった前年同期比では大幅な減益だが、トレーディング損益の 好転などから4四半期ぶりに黒字に転換した。傘下の証券2社で企画、 人事、財務などの本社機能を集約すると発表したことも、収益改善期待 を高めた。

クラリオン(6796):3.1%高の167円。米国や中国で自動車販売 が堅調に推移、11年3月期の連結純利益予想を10億円から前期比3.6 倍の20億円に引き上げた。担当アナリスト3人の同予想値の平均は18 億円。

出光興産(5019):2.1%高の9100円。原油価格や石油化学原料価 格の上昇を見込み、在庫評価益の前提を見直した結果、11年3月期の 連結純利益予想を260億円から前期比6.7倍の400億円に増額した。ブ ルームバーグ・データによると、担当アナリスト9人の事前予想の平均 は337億円だったため、予想以上の業績拡大と評価された。

ダイハツ工業(7262):3.9%高の1348円。同社は1日午後の取引 時間中に10年4-12月期の業績を発表。通期業績予想を据え置いたこ となどで株価は急落したが、多くのアナリストが強気の投資判断を維持 し、買い戻す動きが広がった。ブルームバーグ・データによると、担当 アナリスト17人中11人が投資判断「買い」、残り6人は「中立」。

三菱マテリアル(5711):5.6%高の265円。中国など新興国で超 硬工具の販売が好調に推移、10年4-12月期の連結経常損益が450億 円前後の黒字になったもようだと2日付の日経新聞朝刊が報道。前年同 期は203億円の赤字だったため、業績回復が評価された。会社側は午前 8時25分、「当社が公表したものではない」とのコメントを発表、8 日に第3四半期決算を発表するとした。

東ソー(4042):4.1%高の279円。10年4-12月期の連結営業利益 が前年同期比約5倍の200億円前後になったもよう、と2日付の日経新 聞朝刊が報道した。電解二酸化マンガンや石英ガラスの販売が増え、売 上高は1割弱の増収となったという。

ドン・キホーテ(7532):4.6%高の2806円。利益率の高い商品や プライベートブランド商品などを充実させた結果、収益性が上向き、10 年7-12月(上期)の連結純利益は前年同期比23%増の75億円になっ たもよう。前回予想の61億円からは23%の上振れ。

創通(3711):12%高の2430円。今月28日を基準日として1株を 2株に分割する。これに伴い、今期(11年8月期)の年間配当予想を 1株当たり50円から25円に変更した。また、8日付で20万株の自己 株式を消却する。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE