ダイハツ工株が午後急落、上方修正期待大きい中で通期予想据え置き

トヨタ自動車グループで、軽自動車 首位のダイハツ工業株が午後零時50分の決算発表後に急落した。通期 業績予想の増額修正期待が強かった中で、会社側は従来計画通りに据 え置いたため、失望売りの動きが広がった。

午前の取引では一時、前日比3.5%高の1405円と52週高値を更 新していたが、業界開示後に一気に売り込まれ、それまでのプラス圏 での推移から一時前日比6%安の1277円まで急落した。

同社が発表した決算短信によると、2010年4-12月の連結営業利 益は前年同期の約2.8倍の709億円。ただ、11年3月期の予想につい ては、前期比2倍の820億円と従来通りに据え置いた。ブルームバー グ・データによれば、担当アナリスト17人の今期の営業利益予想平均 は918億円となっている。

独立系調査会社ティー・アイ・ダヴリュ(TIW)の高田悟アナ リストは、「上方修正の期待があったが、期待外れだった。数字が良く なく、第4四半期は単体では赤字になりそうな内容だ」と指摘した。

会社側による今期の単体営業利益予想は120億円、これに対し第 3四半期累計で128億円となっている。国内では第3四半期から減速 感があり、海外でも第4四半期から落ち込む流れのようだ、と高田氏 は話していた。

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