豪中銀:政策金利4.75%据え置き、インフレ目標維持を予想

オーストラリア準備銀行(中央銀 行)は1日の金融政策決定会合で、政策金利を据え置くことを決め た。同国東部で発生した洪水による成長と物価への短期的影響を 「見極める」意向だとしている。

豪中銀は政策金利であるオフィシャル・キャッシュレートの誘導 目標を4.75%で据え置いた。ブルームバーグ・ニュースがまとめた エコノミスト調査では、22人全員が据え置きを予想していた。

オーストラリアのスワン財務相は先週、クイーンズランド、ビク トリア両州を襲った洪水により、1-3月(第1四半期)のインフ レ率が0.25ポイント押し上げられ、国内総生産(GDP)成長率は

0.5ポイント押し下げられるとの見通しを示した。

スティーブンス総裁はこの日の声明で、「洪水被害からの復興需 要が中期的なインフレ見通しに大きな影響を与える可能性は低い」 との認識を示した。さらに、インフレ率が向こう1年間にわたり引 き続き2-3%の目標に沿った水準を維持するとの予測を明らかに した。

金利据え置きは2会合連続。豪中銀は2009年10月から昨年11 月までに7回の利上げを実施していた。鉱山投資ブームで雇用は拡 大しているものの、インフレが昨年10-12月(第4四半期)に鈍 化し、家計の貯蓄が増えていることから、同中銀は今後数カ月、金 利を据え置くと見込まれている。

RBCキャピタル・マーケッツのシニアエコノミスト、スーリ ン・オン氏(シドニー在勤)は、豪中銀は「クイーンズランド州の 洪水被災地の復興が中期的に成長とインフレに影響を及ぼす可能性 は低いと考えているようだ」と指摘。そうだとしても、同中銀の 「引き締め姿勢は明白で、世界の成長見通しについて明らかに幾分 か楽観的になっていることが昨年12月の声明から変化した点だ」と 付け加えた。

シドニー先物取引所の銀行間金利先物を基にブルームバーグが算 出したところでは、豪中銀が6月までに政策金利を0.25ポイント引 き上げて5%とする確率は16%とみられている。声明発表前は、同 確率は12%だった。

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