中国人民元、対ドルで2週間ぶり大幅高-エジプト情勢めぐる懸念後退

中国人民元は1日、ドルに対して2 週間ぶりの大幅上昇となった。エジプトの政情不安が世界的な景気回 復を脅かすとの懸念が和らぎ、新興市場国・地域の資産に対する需要 が高まった。

中国人民銀行(中央銀行)はこの日、人民元の中心レートを前日 よりも0.05%元高方向の1ドル=6.5860元と、2005年7月以来の高 値に設定した。エジプトのスレイマン新副大統領は、ムバラク大統領 の退陣を求める抗議デモの収拾を目指し、反対勢力との接触を開始し た。

スタンダード・バンク・グループのストラテジスト、パトリック・ ベネット氏(香港在勤)は、「エジプト情勢をめぐる懸念が前日は警戒 感につながったが、今は沈静化するとの見方が優勢だ」と説明。「いず れにしろ、アジア経済情勢に大きな影響が及ぶとは考えられない」と 指摘した。

中国外国為替取引システム(CFETS)によると、人民元は上 海時間午後4時37分(日本時間同5時37分)現在、前日比0.14%高 の1ドル=6.5938元と、1月18日以来の大幅高。

ブルームバーグが集計したデータでは、元の1年物ノンデリバラ ブル・フォワード(NDF)は前日比0.23%高の1ドル=6.4555元と、 元が今後1年で2.1%上昇するとの予想を反映した水準となっている。

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