ムバラク政権、野党勢力と接触-反政府勢力は1日に抗議デモ呼び掛け

【記者:Abdel Latif Wahba、Vivian Salama、Alaa Shahine】

2月1日(ブルームバーグ):エジプトのスレイマン新副大統領は、 抗議行動の終息を目指し野党勢力と接触した。反政府勢力は30年にわ たって権力を握るムバラク大統領の退陣を求め、1日に街頭で100万 人規模の抗議デモを呼び掛けている。

政府への抗議行動は1月31日、エジプト軍の支持を得た。軍は「国 民の要求の正当性」を認識したとし、平和的な抗議行動には発砲しな いと表明した。

ムバラク大統領の側近だったスレイマン副大統領が野党勢力との 対話を開始するとの発表がエジプト国営テレビを通じて流れると、カ イロ市内のタハリール広場に集まっていた数千人の群衆から歓声が上 がった。

ムバラク大統領は31日、抗議行動を鎮めるため新内閣を発足させ た。反政府勢力から批判されていたアドリ内相の後任にマフムード・ ワグディ氏が就任。財務相にはガリ財務相に代わって国際労働機関(I LO)の元シニアエコノミスト、サミール・ラドワン氏が起用された。

スレイマン副大統領は国営テレビを通じて声明文を読み上げ、政 府の優先課題は経済への信頼回復と腐敗との闘いだと指摘した。

国営テレビはその後、ムバラク政権と野党勢力の一部との対話が 始まったと報じたが、参加者は明らかにしなかった。

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